「Web2.0」(うぇぶ・にーてんぜろ)。インターネット業界で流行中の言葉だ。世界各地のネット利用者が、企業や専門家に代わって情報や技術を発信し合い、新たなサービスを作ろうという潮流のことだ。これにかかわる企業への投資熱も異常な高まりを見せている。


と、43日の朝日新聞が経済欄で記事にした。


米出版社の経営者、ティム・オライリー氏らが04年、「Web2.0」と名付け、企業や専門家主体の世界を「1.0」として区別したとするが、ブログをイメージすれば理解できるだろう。


朝日新聞がこの「Web2.0」を近頃しきりに扱うのは、先月下旬、米ヤフー創業者兼取締役のジェリー・ヤンさんが来日して、これからのネットの将来像が「Web2.0」としたことで、目覚めたのだろう。


米ヤフー創業者は特にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などが今後のネットサービスの主流になるとの見方を示したが、すでに若い世代に人気を誇る、約300万人の会員を誇るミクシィのブログが、日本で隠れたヒットになっている。


私もこの会員になっている。


実に様々なコミュニティーが存在し、学生のゼミや町内会のコミュニティーまで存在するが、これらの情報は閉鎖的なコミュニティーで会員以外の外部からは覗けないところがミソ。


この話を知った朝日が俄然このことを記事にして時代に乗り遅れない朝日を強調しているのだろうか?


「2.0」の概念をビジネスとして明確に成功に結びつけたとされるのが、米検索大手のグーグル。


圧倒的な検索技術でネットの世界に網をかけ、利用者の望む細かいニーズに対応し、検索結果に張り付ける広告で膨大な収益を稼いでいるというが、私もこれにささやかに貢献している。


環境に関するブログには環境の商品が並ぶ。


健康に関するブログには健康食品の広告が並ぶ。


細かいニーズに応える=検索技術の進化でネット上に散らばる多様なサイトに到達しやすくなった結果、ブログやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)にも熱心なファンが生まれ、焦点を絞った広告媒体としての価値が注目され始めた。


たとえばミニカー愛好家が集うSNSに、ミニカーの広告を出す、などだ。


とするが、これからという米ヤフー創業者の話を聞いていてはすでに時代に乗り遅れている。


聞くならば、グーグルに聞くべきだろう。


だが、ネット広告の将来像は企業秘密、簡単には教えないだろう。