その日は不思議な一日だった
開店と同時に、長年脳腫瘍と闘ってきた方が、最後の手段、重粒子線治療で快復の方向へ向かったとの報告に歓喜
次にドアを開けてくれたのは、お店を出してから長〜いお付き合いの、仙台の弟と呼んでいるひできちゃんの奥様 いつもご夫婦で仲良く〜だったので、お一人でいらして頂いたことに歓喜
そこに、社会人一年生の麻ちゃんがフレッシュな気を運んでくれて、キラー細胞が蘇る
一番の朗報は、毎年芋煮会では焼場を守ってくれてる仲良し夫婦のオメデタ報告!
と、そこに一本の電話が入った
店の仲間の一人でもある私の従兄弟が…亡くなった
山形で独り暮らし、無断欠勤で実家に連絡が入り、立会いのもと家に入ると、すでに息はなかったという
偶然にも一週間前、娘とお茶しながら彼の話をしていた 元気してるかな〜
あの時連絡をしてみればよかったと後悔が残る
店を閉めたあと、オニオン亭で献杯を…
また一人、いい奴が遠い地に旅に出た
生まれてくる命、燃え尽きる命
諸行無常の中に、私も生きている