今週も、毎日早起きして頑張った自分へのご褒美に、はっちゃんのとこでマッサージを受ける。気休めでもいい、未だ顔面の状況変わらぬ娘も一緒に。そして、鬱陶しい天候が続く最中に、年に一度のSON四郎のライブへ。2006年、元オルケスタ・デ・ラ・ルスのメンバー都筑章浩の呼びかけで結成された、キューバの伝統的な音楽「ソン」をこよなく愛する男児4人衆。現地キューバのフェスティバルに招待される程、本格的にソンを演奏する日本では数少ないグループである。私とラテンとの出会いは、エィっと会社を辞めた13年前に遡る。今のお店を開く準備の一つに、沖縄へ旅した時のこと。親友の勉くんが連れて行ってくれたサルサバー。そこで私は生まれて初めて、本場のサルサに触れ恋に堕ちたのであった。仙台に戻ると、これまたタイミング良く、新聞に掲載されてたサルサ入門講座の募集広告。婚姻届にサインするが如くに申し込みを。結婚なんて、こんな勢いとタイミングで決まっちゃうんだろうな。だから失敗したけど(笑)その後、仙台ラテン化計画のケトパンとの出会いもあり、今日までこうして楽しませていただいている。ジャズフェスでは、ケトパン率いるサルサ2号が炸裂しますよん。翌日は、麻雀大会を早めに切り上げて、選挙速報を観ながらワインを。結果は予想通りだったが、内田先生がブログでこう唸ってた。
「経済最優先」と参院選では候補者たちは誰もがそう言い立てたが、それは平たく言えば「未来の豊かさより、今の金」ということである。今ここで干上がったら、未来もくそもないというやぶれかぶれの本音である。古人はこのような未来を軽んじる時間意識のありようを「朝三暮四」と呼んだ。私たちが忘れてはならないのは、「朝三暮四」の決定に際して、猿たちは一斉に、即答した、ということである。政策決定プロセスがスピーディーで一枚岩であることは、それが正しい解を導くことと論理的につながりがないということを荘子は教えている…と。
朝三暮四とは言い得て妙なりであるが、私を含め、社会の第一線を退いても生きてる限り、次世代へ其々が何かを残し伝えていくことは大事である。茂木健一郎はクオリアのなんたるかを、SON四郎はラテンの素晴らしさを…人の世は巡り巡って結局最後は自分に還る。「棺を蓋いて定まる」と古諺に言うとおり、人の世の出来事はすべてが終わり、「がたん」と棺の蓋が閉まったときにはじめてそれが何であったかがわかるというもんだ。
「経済最優先」と参院選では候補者たちは誰もがそう言い立てたが、それは平たく言えば「未来の豊かさより、今の金」ということである。今ここで干上がったら、未来もくそもないというやぶれかぶれの本音である。古人はこのような未来を軽んじる時間意識のありようを「朝三暮四」と呼んだ。私たちが忘れてはならないのは、「朝三暮四」の決定に際して、猿たちは一斉に、即答した、ということである。政策決定プロセスがスピーディーで一枚岩であることは、それが正しい解を導くことと論理的につながりがないということを荘子は教えている…と。
朝三暮四とは言い得て妙なりであるが、私を含め、社会の第一線を退いても生きてる限り、次世代へ其々が何かを残し伝えていくことは大事である。茂木健一郎はクオリアのなんたるかを、SON四郎はラテンの素晴らしさを…人の世は巡り巡って結局最後は自分に還る。「棺を蓋いて定まる」と古諺に言うとおり、人の世の出来事はすべてが終わり、「がたん」と棺の蓋が閉まったときにはじめてそれが何であったかがわかるというもんだ。