慌ただしく二ヶ月が過ぎた。いろいろな事があったのに、お花見で酔い潰れたことしか記憶がない。気がつけば、明日から5月かぁ。先週末は姜尚中先生の新刊「心」を購入し、サイン会へ。そして翌日は伊集院静先生の講演会へ。このところ、いろいろな著名人にお会いし、共通して感じるのは、皆さん自然体であるということ。身近の、ちょっと物知りの方のほうが、上から目線のものの言い方をしている。姜尚中さんも、伊集院静さんも大切な方を亡くしている。哀しみは増幅する。その時に、その哀しみから脱することができたのは、自分よりももっと辛い人たちがいるのだという、そんな思いだと語る。講演が終わって、私は電車に乗っていた。当分の間は乗れないと思っていた海岸線を走るローカル線。暖かな日差しが車中に差し込む。松島の、ある食堂へは、この十年、時折アンディと訪れた。戸を開けると女将の笑顔が、懐しい笑顔がそこにあった。そして、私一人の訪問に全てを理解してくれた。もう大丈夫、そう思っていたが、女将の抱擁に崩れた。たまたま、そこに居合わせた国宝瑞巌寺の御住職が、津波で亡くなった大川小学校の生徒さん達の葬儀のお話をしてくれた。自分も多くの葬儀に立ち会ったがあんなに哀しい葬儀はなかったと…あの時、小さな小さな子供達はどれほど恐ろしかったことだろうか、そんな子供を思う親御さんの心の悼みは計り知れないと。私には、すでに大人になった、元気な子供達がいるではないか。モンスターの笑顔がそこにあるじゃないか。
孤独とは、自分を信じられないこと。
ひとに信じてもらえないことよりも、
誰かを信じられないことよりも、
自分で、自分と言う人間が信じられない寂しさだという。
その夜、新潟へ転勤した仲間がお店に顔を出してくれた。どうしても、アンディに献杯をしたいと。そして、昨年末に結婚した奥様を是非とも紹介したいと。その昔、何人かの彼女を連れてきては私やアンディに駄目出しを喰らった彼だったが(笑)、空の上でアンディもやっと安心したことだろう。素敵な奥様と末永くお幸せに…
孤独とは、自分を信じられないこと。
ひとに信じてもらえないことよりも、
誰かを信じられないことよりも、
自分で、自分と言う人間が信じられない寂しさだという。
その夜、新潟へ転勤した仲間がお店に顔を出してくれた。どうしても、アンディに献杯をしたいと。そして、昨年末に結婚した奥様を是非とも紹介したいと。その昔、何人かの彼女を連れてきては私やアンディに駄目出しを喰らった彼だったが(笑)、空の上でアンディもやっと安心したことだろう。素敵な奥様と末永くお幸せに…