時々拝見する残間里江子氏のブログには、大変な介護の様子が綴られている。私なんてまだ幸せな方だなと思う。彼女のお母様は現在94歳で100歳まで生きる!という気丈なお方。昔から、そのお母様の口癖は、自分より大変な方々もいるんだから…まだ幸せ、だったという。その言葉が今の残間さんを支えているというのだから、皮肉なものである。いづれにせよ、介護は長丁場、気負わないようにと。
週末、久しぶりの土曜講習を終えてから、ランさんのお誘いで、お仲間たちにも声がけして、大人8人+モンスターで行ってきました「韓国食堂」。震災前には大町にあったとか、韓国領事館の方々も御用達という知る人ぞ知る韓国料理店。震災後に別の場所に移り、今は夜のみ、予約のみ、それもお任せのコース3000円のみの営業だそうな。本番韓国ノリとキムチから始まり、韓国の家庭料理が続き、ボリュームたっぷりのチジミは絶品。乾杯ビールの後のマッコリ1リットルボトルが5本を越えた頃に残りのメニューを尋ねると、魚料理にお鍋…と女将。他の韓国料理店でも感じるのだが、韓国人の女将はみな肌がツルツル。やはりキムチパワーなのだろうか?最後は皆セーブしながら芋焼酎でゆっくりと締めた。モンスターのパパのお迎えが来て、三時間の豪華な晩餐が終了。とにかく美味かったし、お腹いっぱいになったが、どこか呑み足りない居残った大人達で、遠藤さんのお店「ぼくんち」へ移動。すると、遠藤さんの前職の音楽仲間が集まって何やら盛り上がっていた。20年ぶりの再会、夕方からアマチュアライブを終え、打ち上げに入ったところで、我々もお仲間に飛び入りさせていただき、店は昔のフォークソングの歌声バーと変身!大きな声で合唱すると、ストレス発散にもなるけど、酔いは回るね(笑)お陰様で想定外の愉しい冬の夜となった。
翌日は家に閉じ籠り、暖かいお部屋でチョコの腹巻を編む。冬に強い犬もこう寒いと辛いだろうから…。何より、亡き父の愛人のような愛犬である。と、突然、目の前の母が世界史を教えてくれという。日本が平安だった頃の世界はどんなだったか。一瞬、いよいよボケたか?と焦ったが、そうではないらしい。私がテーブルの上に置き忘れた仏像の写真集をみて、あの時代にこんな素晴らしい仏像を作れる技術があったのは、日本だけなのか…そんな疑問が浮かんだというので、高校時代に使った世界史一覧表を持ち出して分かりやすく説明してあげた。知らないことがいっぱいだね~もっと、勉強しとけば良かったね…その日は可愛らしい母をみた。母さん、みんな同じですよ。人生、死ぬまで学び。学校のお勉強だけが勉強じゃない。貴女の孫たちは、おばあちゃんの教え通り、今年の正月も小豆とずんだと、くるみのあんを上手に作りましたよ。