いつもお世話になっているボスがXmasのCDを寄贈してくれて、今年も終盤となったことを実感する。夜、お仲間のドクターの話に、習慣と化した仕事帰りの酒宴をちょっと反省する。彼は精神科であるが、その開業医達で、定期的な勉強会は欠かすことなく、自分自身の健康のために加圧トレーニングを週に一回行っている。そして、職業柄指導する立場にいるが、自分が指導される立場になることも大切と、精神修行も兼ねてお習字を習っているそうな。
この私は今週から麻雀を習い始めた。精神修行とはいかないが、この歳になってアナログの遊びが恋しくなったのである。亡くなった父は晩年、パソコンにダウンロードしてあげた麻雀ゲームにハマってたけど。思い起こせば高校時代に親から麻雀を教えてもらって、家族でお正月にはよく遊んだ。あの時代のお正月は、コンビニなど無くて商店街はお休みで何もする事がなかったからね。そんな感じだったので、もう少し上達したらもっと愉しめるだろうな、というレベルの私である。お世話になっているお客様がカルチャー教室の麻雀の講師になられたことと、月に二回なら受講も楽かなと思っていたところに、友人がここ三ヶ月程昼間の時間が空くので習いたいと話してたことが偶然にも重なり、即申し出た。人生には、タイミングってとっても大事である。往復、友人の車に乗せてもらって、昼下がりのドライブもまた良い。初回は月曜日、雨上がりの紅葉が実に見事なハイウエイ…新しいことを始めるのって子供に帰ったようにワクワクする。多少は座学もありかなと思っていたら、受講生は私たちを含めて計6名。助手の方が入ってくれて、ニ卓で初めから実践での授業。授業なんだけど、結構本気で打って熱くなった(笑)自分の手だけを考えるなら、トランプの延長だが、相手の手を読むとなると、かなり頭を使うし、算数や中国語の勉強にもなる?そう、麻雀は約150年前に中国で誕生し、その前史として1000年にも及ぶ紙牌ゲームの歴史があるというから、驚き。私の初めての海外旅行は香港だった。夜、泊まったホテルからお隣のマンションのお部屋の中が丸見えで、その大半が麻雀をしていたことに驚愕したことを思い出す。今ここ日本ではボケ防止にはもってこいのゲームとして人気急上昇。お教室なら、お金を賭けてないから、安心して振れるのも嬉しい。あっという間の二時間が終わった。初心者の友人も感激してた。早く上達して、仲間集めて麻雀しようね。オコタに入って、スキヤキと熱燗でも頂きながら…旅館に泊まってワインでも持ち込んでなどと、妄想は広がる広がる。結局、酒はセットかい?