昨晩は、一昨日無念にも天国へ召された仲間のメイビーを偲んで、一人、一人、また一人と。誰が言い出したわけでもなく仲間たちがお店に集まってきて献杯を。懐かしき話は尽きない。
その夜、ゴメさんから、中国の故事「壺中の天」というお話を聞いた。
今は昔、市場に薬を売る老人がいました
この老人、実は「壺公」という仙人で天界での不祥事の罰として俗界に落とされていたのでした
「壺公」は日が暮れると店先に置いてある壺の中に入っていきます
どうもその壺を住まいにしている様子
それを楼上から見ている役人がいます、名を費長房(ひちようぼう)というこの役人
毎夜老人の入っていく壺の中を見たくてみたくて仕方ありません
ある日、費長房は老人に頼み壺の中に入れてもらうことになりました
なんと、壺の中には宮殿や何重もの門があり美酒佳肴が並んでいる別世界
やがて費長房はこの壺中の世界に魅せられて、壺公の下で仙人の道を学んだといいます
めでたしめでたし…
そんなことから「壺 中 の 天」は別世界のこと、意味転じ、お酒を飲む楽しみ、ともなったようである。ゴメさんは、自分にとって先日旅した桂島が壺の中だという。誰しもが、日常から離れ、其々の壺の世界を持ち合わせていれば、人生はもっと愉しいものになる。
いや、それは違う。人生そのものが壺の世界なんだよ~と、天国からメイビーの声が聞こえたような気がした。
さて、今宵も、愉しい壺の中へ…
その夜、ゴメさんから、中国の故事「壺中の天」というお話を聞いた。
今は昔、市場に薬を売る老人がいました
この老人、実は「壺公」という仙人で天界での不祥事の罰として俗界に落とされていたのでした
「壺公」は日が暮れると店先に置いてある壺の中に入っていきます
どうもその壺を住まいにしている様子
それを楼上から見ている役人がいます、名を費長房(ひちようぼう)というこの役人
毎夜老人の入っていく壺の中を見たくてみたくて仕方ありません
ある日、費長房は老人に頼み壺の中に入れてもらうことになりました
なんと、壺の中には宮殿や何重もの門があり美酒佳肴が並んでいる別世界
やがて費長房はこの壺中の世界に魅せられて、壺公の下で仙人の道を学んだといいます
めでたしめでたし…
そんなことから「壺 中 の 天」は別世界のこと、意味転じ、お酒を飲む楽しみ、ともなったようである。ゴメさんは、自分にとって先日旅した桂島が壺の中だという。誰しもが、日常から離れ、其々の壺の世界を持ち合わせていれば、人生はもっと愉しいものになる。
いや、それは違う。人生そのものが壺の世界なんだよ~と、天国からメイビーの声が聞こえたような気がした。
さて、今宵も、愉しい壺の中へ…