私は寝付きが良いがよく夢をみる。それも、可笑しな夢。先日SF映画を観過ぎたせいか、火星に飛んで火星人と酒盛りして「宇宙は一つ!私たちみな兄弟!」なんて騒いでヘロヘロになりながら無事地球に生還したとこで、目が覚めた。でも、火星人の手の感触がまだ残っているのは、何故?昨夜の酒も、まだ残っている。ご存知、「邯鄲の夢枕」という故事は、廬生(ろせい)という青年が夢を抱いて旅に出て、邯鄲の都の宿に泊まり、ご飯が炊けるまでの間、同じ宿に泊まった呂翁という道士から枕を借りてうたた寝をしている時に見た夢についてのお話。廬生が見た夢は、長い旅と苦難を経て、最後には大成功を収めるという壮大な内容だったが、夢から覚めてみると、まだご飯が炊けていないほど短い時間だったという、世の中の栄華のはかなさを描いた物語であるが…確かに、人の一生なんて宇宙の時間からみればあっという間、そして今年もあっという間にJAZZフェスティバルがやってきた。
朝、まずは、みんなが集うテーブル席を確保するために、眠い目を擦りながら錦町公園へ向かう。公園内ではすでに、沢山の屋台がスタンバイしていた。富士宮焼きそばに、石巻焼きそば…太陽がいっぱいで眩しすぎる。一年ぶりのマネージャーはじめ仲間達との再会というより、このところのJAZZフェスティバルは安否確認のエール交換となった(笑)誰が決めたわけじゃないけれど。今から10年前のこと。お店の仲間に、その昔プロのドラマーだった方がいて、本人はもう二度とドラマーに戻ることはないと心に誓っていたけど、ある出会いからJAZZフェスティバルに参加することとなり、そこからまた音楽の世界へ…そのお陰で、私たちにとって、毎年この初秋のイベントはとっても有意義なものになった。何が良かったのか悪かったのか、幸せなのかそうでないか、誰にもわからない。わかっているのは自分自身だけ。自分がいい人生だったと思えれば、それでいい。誰しも、人には言えぬ哀しみや小さな嘘はあるもの。今日だけは、この時を思いっきり愉しみたい。
そして、様々な思いの中に長い長い一日が終わった。
See I just can't find the right thing to say
I tried but all my pain gets in the way
Tell me what I have to do so you'll stay
Should I get down on my knees and pray
朝、まずは、みんなが集うテーブル席を確保するために、眠い目を擦りながら錦町公園へ向かう。公園内ではすでに、沢山の屋台がスタンバイしていた。富士宮焼きそばに、石巻焼きそば…太陽がいっぱいで眩しすぎる。一年ぶりのマネージャーはじめ仲間達との再会というより、このところのJAZZフェスティバルは安否確認のエール交換となった(笑)誰が決めたわけじゃないけれど。今から10年前のこと。お店の仲間に、その昔プロのドラマーだった方がいて、本人はもう二度とドラマーに戻ることはないと心に誓っていたけど、ある出会いからJAZZフェスティバルに参加することとなり、そこからまた音楽の世界へ…そのお陰で、私たちにとって、毎年この初秋のイベントはとっても有意義なものになった。何が良かったのか悪かったのか、幸せなのかそうでないか、誰にもわからない。わかっているのは自分自身だけ。自分がいい人生だったと思えれば、それでいい。誰しも、人には言えぬ哀しみや小さな嘘はあるもの。今日だけは、この時を思いっきり愉しみたい。
そして、様々な思いの中に長い長い一日が終わった。
See I just can't find the right thing to say
I tried but all my pain gets in the way
Tell me what I have to do so you'll stay
Should I get down on my knees and pray