週末からお天気マークが続く。生後3ヶ月からの赤ちゃんも大丈夫やでという、肌に優しい日焼けどめローションを入手した。手遅れだろうが、毎年夏になるとクッキーフェイスだね、などと言っていられない歳になったからね。そこで安心して広瀬川の河川敷をすっぴんで散策して木陰でお茶もできる。いや、お酒でした。夕方から恒例の女子会。この世に生を受けてから半世紀以上波乱万丈を生き抜いた奴らはそれぞれに面白い。そして一同に会するとき化学反応が起こり新たな「はなし」で輝くひと時。かつて日本に宣教師が来たときに驚いたのは、民度の高さ、識字率の高さだった。お坊さんの教養の高さに打ち勝たなければキリスト教を布教することはできないだろうと考えられたそうである。しかも女性の教養が伝統的に高いことが特筆に値する。紫式部、清少納言の頃に、日本はすでに女性が文学の歴史に関わっていたし、今以上に社会へ参画していた時代もあった。いつの時代も女性の方が熱いと思う、のは私だけだろうか。しかし、私の娘のように出産、育児で女性は暫しの間フリーズされる。現場復帰を焦る日々。私も彼女たちも同じ気持ちを味わってきた。改めて、普通に出産し、普通に育てることの難しさ、他の家族や社会との関わり方、人生の不確実性を受容できるか否か。でも、目の前の素敵な彼女たちを見ていると、その経験があったからこそ、今人間としての深い味を出しているのではないか、とも思える。それは長く熟成されたビンテージワインのように回りを酔わせる。誰しも平等の一日24時間、その使い方はそれぞれに異なる。そして力学同様、情熱は熱い方から冷めた方へ伝わる。物の断捨離だけじゃなく人の断捨離も時に必要なのかもしれない。そんなことを考えながら、怪しい深夜営業のタケダに髪を切ってもらう。ちょっとだけ…のはずが、私の海馬に残っている記憶の中で一番ショートヘアーとなった。理容と美容両方の資格を持ちながら、普段はおっさんの髪だけを扱っているからだろうか。ロングヘアをバッサリ切る機会などそうあるまい。その夜のタケダはアーティストだった。まぁ、髪はまた伸びるからね(伸びない方ごめんなさい)不思議なことに、髪型を変えると、どこか性格まで変わるような気がするのだ。結論、過去と他人は変えられないが、明日と自分は変えることができる。この夏は水泳でもやろうかな。髪も短くなったし。太ったし。そういえば、炭酸ジュース好きの強い味方と言われたカロリーゼロのダイエット飲料、残念なことに人間は甘いものを摂取すると脂肪を蓄えるようにできているらしい…藤本先生より。