数年前、情熱大陸とオーラの泉という番組で彼女の存在を知った。坂本フジエさん、85歳の現役助産婦。その時の映像が今でも鮮明に残っている。
「念じるという事は、人には負けんと思います。手は、このくらいしか届かんでしょう?目も、よう届いてもそんなに届かんでしょう?でも念力っていうのは千里、走ります。だから子供たちが、どういう状況に置かれてても自分の思いを常に注いでおったら、子供はそんなに脱線していくということはないと思います。」先日、馬場ちゃんも念ずることの大切さを語ってたっけ。すべては思うことから始まるというマザーテレサの言葉もあった。
「あの、まず、自分を生み出して、この世へおいてくれたお父さん、お母さんに感謝する、それが大事ですね。感謝のない人間には幸せは本当にないんですわ。その感謝の気持ちがなければ、子供をスムーズに産んで、育てていくというのは 難しいんやないかと思うんですよ。やっぱり親を大切にするっていうことが 根本やなあということを、もう肌で感じるんです。」心に沁みた。真似はできないけど、坂本さんのような女性に少しでも近づきたいと思った。
そして先日、書店でこの本を偶然見つけて即購入した。切迫流産で入院している娘に贈ろうと。でも、さらり読んでいくと…お産や育児の話だけではなかった。老いた母との接し方も学べる、人生の道標となる素晴らしい本。私のお産の時にこの本に出会っていたら、どんなにか心強かったやもしれないが、時すでに遅し(笑)心に響いたのは、人間の最高の武器は言葉。若いうちに温かなこころを優しい言葉で表現するトレーニングを積んでおかないと歳を重ねてから苦労する、とあった。大人になって、他人と向き合って、人間関係で躓いたとき、記憶にも残らない遠い昔の母との温かな会話がそれを救うのかもしない。大丈夫やで、だいじょうぶうやで…その昔幼い子供達と交わした言葉が交錯する。思いやりは言葉となって輪廻する。
先日、娘の病院の見舞いの帰りに、ほそやで昼呑みを。二郎先生とゴメさんも合流して健全なる老舗ほそやは異様なお店に… 木曜日にお手伝いしている「ビッグマウス」(昨年地下鉄駅工事のため立ち退きで閉店)オーナー、鈴木さんとの会話がそれを包み込む。ほそやのママがさり気なく語る。何人ものアルバイトさんがいたけど、鈴木さんにお手伝いしてもらっている時が一番心休まると。お皿を渡す時、注文を伝える時、「有難う」「宜しくね」その一言が自然に飛び交う…今の時代はなかなかそれができない方が多いのだと。メールなら伝わるのかもしれないが、いや言葉は言霊である。木曜日の昼時に時間が取れたら是非覗いてみてください。不思議なほそやの空間を…
「念じるという事は、人には負けんと思います。手は、このくらいしか届かんでしょう?目も、よう届いてもそんなに届かんでしょう?でも念力っていうのは千里、走ります。だから子供たちが、どういう状況に置かれてても自分の思いを常に注いでおったら、子供はそんなに脱線していくということはないと思います。」先日、馬場ちゃんも念ずることの大切さを語ってたっけ。すべては思うことから始まるというマザーテレサの言葉もあった。
「あの、まず、自分を生み出して、この世へおいてくれたお父さん、お母さんに感謝する、それが大事ですね。感謝のない人間には幸せは本当にないんですわ。その感謝の気持ちがなければ、子供をスムーズに産んで、育てていくというのは 難しいんやないかと思うんですよ。やっぱり親を大切にするっていうことが 根本やなあということを、もう肌で感じるんです。」心に沁みた。真似はできないけど、坂本さんのような女性に少しでも近づきたいと思った。
そして先日、書店でこの本を偶然見つけて即購入した。切迫流産で入院している娘に贈ろうと。でも、さらり読んでいくと…お産や育児の話だけではなかった。老いた母との接し方も学べる、人生の道標となる素晴らしい本。私のお産の時にこの本に出会っていたら、どんなにか心強かったやもしれないが、時すでに遅し(笑)心に響いたのは、人間の最高の武器は言葉。若いうちに温かなこころを優しい言葉で表現するトレーニングを積んでおかないと歳を重ねてから苦労する、とあった。大人になって、他人と向き合って、人間関係で躓いたとき、記憶にも残らない遠い昔の母との温かな会話がそれを救うのかもしない。大丈夫やで、だいじょうぶうやで…その昔幼い子供達と交わした言葉が交錯する。思いやりは言葉となって輪廻する。
先日、娘の病院の見舞いの帰りに、ほそやで昼呑みを。二郎先生とゴメさんも合流して健全なる老舗ほそやは異様なお店に… 木曜日にお手伝いしている「ビッグマウス」(昨年地下鉄駅工事のため立ち退きで閉店)オーナー、鈴木さんとの会話がそれを包み込む。ほそやのママがさり気なく語る。何人ものアルバイトさんがいたけど、鈴木さんにお手伝いしてもらっている時が一番心休まると。お皿を渡す時、注文を伝える時、「有難う」「宜しくね」その一言が自然に飛び交う…今の時代はなかなかそれができない方が多いのだと。メールなら伝わるのかもしれないが、いや言葉は言霊である。木曜日の昼時に時間が取れたら是非覗いてみてください。不思議なほそやの空間を…