このところ様々な行事が重なって、身体を酷使したためじゃないと思うけど・・・ ある朝目が覚めた途端、世界がぐるぐる回った 起き上がれなかったのは、数年前に初めてのぎっくり腰になって以来である 昨晩の酒が残っているのか・・・ しかし、生まれて初めての経験に不安になり、かかり付けの耳鼻科へ するとメニエル症候群、とな メニエルって何? めまいが起こる病気の総称だが、未開発の国に少ない病気なので、ストレスが大きく関わっているのではないかと言われている、いまだ原因不明の病気らしい そんな病気は山ほどあるらしい まあ、半世紀も飛び回っていたら、どこかは故障してくるだろうしね でも、どんなに回っても命にかかわる病気でないこと、お酒は飲んで構わないとのこと だったら、毎日遊園地のコーヒーカップで遊んでいるように愉しむしかない! そう思ったら気が楽になった 楽になったら世界が回らなくなった(笑)
そんな中、朝から晴れた日曜日、震災で延期となっていた息子の結婚式が、ささやかに親族と親しい友人だけに囲まれて行われた 新郎の親族の席には、娘たち夫婦と、またひとまわり太ったモンスター そして、父の遺影を抱いた母 この一年いろいろなことがあっただけに、こうして普通に喜べることの幸せを、家族という大切な存在を再認識する式でもあった カリール・ジブランの「預言者」という本は、アメリカでは累計9百万部を超え、「聖書の次によく読まれた本」でもあり、あのマイケルの愛読書のひとつであり、美智子皇后さまの心の支えになった本 そんな素晴らしい本を
、その昔、成人式の日に叔母から頂いた 「人生に迷ったら読んでごらん・・・」と その中に子育てのときにこころに刻んだ子供についての一節がある 「子供は自分の子供ではない。(宇宙からの預かりもの)子供の考えを、自分と同じにしようとしてはいけない。その子の人生は、その子が決める。その子だけのものである」 私の三人の子ブタたちは、いつしか私の手を離れ親ブタとなった それぞれに人生の最愛なるパートナーと廻り合い、自分の人生を自分たちの力で、今、歩き始めている この私はただ見守るだけである 花束贈呈のとき、涙でぐしゃぐしゃになった息子と抱き合って、私はジブランの大好きな言葉を思い出していた 愛の深さは離れてみてはじめてわかるものだ・・・ 結婚、おめでとう しあわせにね