先週の水曜日、馬場ちゃんのお友達が企画した「みやぎ・おおさき絆プロジェクト」のひとつである、鳴子温泉日帰りバスツアーなるものに参加した 超豪華企画なのに、平日ゆえなかなか集客できないとお悩みのこと そこで私たち呑兵衛仲間7人がイザ!立ち上がり参加することになったのだが、最終17名の酒好きな参加者を乗せたバスは、朝8時半、冷え切った青空の下、仙台駅東口を出発した 辺りがだんだん雪景色に変わるころ古川の「宮寒梅酒造」へ到着 失ったものは多いけれど、この一年で一生分の出会いがあり、多くの方々の支援のもとこうして立ち上げることができたと、若女将の真奈さん(なんと娘と同じ年)が涙ぐみながら語ってくれた、震災で大規模半壊となった蔵の再建のご苦労話にこころ打たれる 試飲もさせていただいた、こころに春を呼ぶというお酒「宮寒梅」を応援していこうとおもった その後、数年前に相方と山を越え谷を越えてやっと辿り着いた岩出山のあの「蕎麦屋 もみじ野」へ再びバスは向かう 以前と異なるのは周りは真っ白な銀世界・・・ 新緑のもみじ野もなかなかだったが、旨い蕎麦と天ぷらと雪見酒で暫し冬を堪能する バスは最後の拠点、川渡温泉「山ふところの宿 みやま」へ 旅館というよりは別荘といった感じのシンプルなお宿 中でも温泉はとてもよかった・・・ 風呂上がりの一杯でまったりすると、もう今晩はここに泊まりたいね~と一言 ガ~ン! 今夜、私と二郎先生はお店を開けるのであった 日は落ちて、ちょっと居眠りして目が覚めると、そこはもう仙台 あっという間の愉快な旅だった そういえば、昨年のこの時期、みんなでローカル線に乗って行った奥松島の民宿 その一ヶ月後、あの集落へも津波は襲ってきたのだ 人生はわからない けど、怯えずに今を愉しむこと お土産に買ってきた宮寒梅の一升瓶を眺めながら、みんなで「こころに春の訪れ」を待ちわびるのであった まる