今回のビックイシューの「私の分岐点」はマギー審司さん 気仙沼出身の彼は今回の震災で大切な祖母を失ったそうで、その哀しみを乗り越え、被災地は最強のパワースポット、これからの日本を支えるのは東北の人間だと語る その一人として、この私もいま自分にできる限りのことを為したいと思うこのごろ 今週から講習も始まりフル稼働の中、ふと気が付くともう9月になっていた もしタイムマシンがあったなら、紀元前5・6世紀あたりに時代を遡り是非ともお会いしてみたい歴史上の人物のひとりにお釈迦様がいる 彼は、「学ぶことの少ない人は、牛のように老いる 肉は増えるが、智慧が増えることはない」と 牛のように、が面白くて忘れられないお言葉なり(笑) 学ぶことは一生のことであるが、毎回受講生に寄り添うとき、その姿の美しさを痛感する しかし、ときに美しくないものにも出会う 共感する鏡と、すれ違う鏡 曲がったのや、歪んだのや、曇ったやつ そんなさまざまな他者がいるからこそ、私たちは多様な「自分」を見いだすことができる たくさんの、多様な鏡と出会うだけ、「私」が豊かに膨らんでいく 昨晩は、そんな仲間のひとり いつも穏やかな高木ちゃんが、実家のお母様のお手製茗荷の漬物をお土産にやってきて爆弾発言 なんと、来週から横浜へ転勤?! そこに居合わせた馬場ちゃんと二人、なにか心の底からぐっと込み上げてくるものがあった 「もう会えないわけじゃないし」と高木ちゃんは言ってくれるけど、そういうことじゃない 人生の中で別れというのは「泣ける」瞬間でもある 震災では多くの方が大切なひとを失いどれほどの涙を流したことだろう 映画や小説で涙を流すのもいいが、本当に価値があるのは、自分だけの涙だという そのためには、あがいていなければならない、何度も傷つきながら、いろいろな流れが一緒になって、最後にきれいな涙が人生を報いてくれることを信じて・・・