西の名門といわれる灘校にかつて「伝説の国語教師」がいた 「銀の匙」中勘助著をゆるりと読む 教科書は一切使わない そんな前例なき授業は、生徒の学ぶ力を育み、私立高として初の「東大合格者数日本一」を達成するに至る、その方は橋本先生 ことし98歳を迎えるというある新聞記事にこころ踊り、小雨のなか早速メディアテークにて手に取り(やった~私の好きな岩波文庫だった)昨日は静かな時間を過ごした 名作「銀の匙」は明治生まれの作家、中勘助が伯母の愛情に包まれて過ごした少年期をつづった自伝的小説で夏目漱石が絶賛したことで知られる 橋本先生は、教材として選んだ理由を「主人公が成長していく過程を生徒も自分に重ねることができるし、美しい日本語が魅力的だった」と語る そして人生の糧となる授業のために必要な教材とも 私がそこに見たのは、大人が見た子供の世界でも、大人が回想した子供時代の世界でもなく、今を生きている子供が大人の言葉を駆使して描いた世界 ひとはいつのころから子供ではなくなるのだろうか・・・ 大人になっても忘れてはいけない大切な何かを訓えてくれたこの本に感謝である 星の時間からみればなんと儚い我々の人生かしれないけれど、その輝きは星のそれよりも美しくありたいものである 読み終えた後、昨日のモンスターを思い出した 震災の写真集をじーっと眺めて一言「こやつ、やっつけてやる」と連呼していた そこに写っていたのは彼の住みなれた街 もちろん、やっつける相手は津波である だれが訓えたわけじゃないし誰かをまねたわけじゃない 子供なりのちっちゃな正義感にこころ打たれた 目を擦るモンスターにより添い、アンパンマンのおはなしを語り始めたら、あっという間に寝てしまった(笑) 彼もどれだけ傷ついたのだろうか その傷を癒すのは周りの大人たちの深く温かな愛情しかない 遠いとおいその昔、誰もがたくさんの愛情を注がれて大人になったように・・・ 今日は土用の丑の日、みんなで鰻を食べて暑さをぶっ飛ばしましょう 飛ばし過ぎて呑み過ぎました そして、明日はアンパンマンミュージアムへ行って日本中のバイキンマンをやっつけるんだぁ モンスターと