そういえば地震の起こる数分前に前回のブログをアップしてました・・・振り返るとこの十日間スローモーションのように記憶が蘇ります すぐにビルの外へ出るともう立っていられないほどの揺れに思はず外套柱にしがみ付き(とっても長~く感じました)治まってから急ぎ母とチョコのいる家までダッシュ!! どんよりとした空から白い雪が舞ってきて先ほどの地震は夢だったのかと記憶が斑になりながら・・・ 母はチョコを抱いてテーブルの下に無事避難していました しかし居間が食器の破片で足の踏み場がなく日が暮れるまでの間に居場所を確保しなければと急ぎ掃除を ひと段落し幸いにも家にはストーブがあったので暖を取りながら懐中電灯やらカップ麺にお水の確保と そしてあの晩一番必要だったのは携帯ラジオ、父の形見でした 真っ暗な部屋で続く余震に怯え「津波きた」のメールを最後に連絡がとれなくなった石巻の娘親子のことが心配で眠ることなどできません 漸く東の空が白んできたときいまここに自分が生きていることの不思議さを実感しました 娘の安否がわかないまま自転車で街を巡回して友人の生存確認やらお店の状態確認やら あっという間に土曜日が終わります 携帯の充電も残り少なくなり無人島に流されたような長い夜を明かして翌日やっと娘と連絡がとれました 私の町はその晩に電気が復旧「灯り」が灯った時のあの感動は生涯忘れないでしょうね それからの数日は午前中は買い出しに午後は近場の受講生のお宅を訪問夜は仲間と集ったり その間に東名の阿部さんと新地の目黒さんの無事に安堵 昨晩はどうしても風呂に入りたくってティファールで何度も何度もお湯を貯めること約4時間がんばりました ごめんなさい、湯上りのビールは最高でした 私の常連のお客様は街の中心部に暮らし震災後もすぐに勤務についている方々が多いのですが未だに本屋もスタバも開いてません こんなときに酒を呑むというのはとても不謹慎なことかもしれませんが対話するというのは一番のストレス発散 この私も・・・というわけで今日から営業を再開し私も皆もこころよく呑めるようにここ一ヶ月の売り上げを家を失った阿部さんのお見舞いに回そうと考えております どうか御協力お願い致します しかし先ほどスーパーへ並んではみたのですが酒の肴になるようなものが入手できませんでしたのでご不便はおかけしますが・・・ ちなみにお店の酒は9割無事でした