高校の教科書にもあったと記憶する お隣は中国 唐の時代の小説「枕中記」の故事のひとつ・・・ 昔、盧生という若者が、邯鄲の茶屋で一人の道士から枕を借りた その枕は栄耀栄華を極めることが出来るという不思議な枕 その枕で眠りについた盧生は、良い家庭に恵まれ出世をし富貴を極め、そして八十歳まで長生きするという自分の憧れていた一生を夢に見る ところが目覚めてみると、自分が眠る前に茶屋の主人が炊きかけていた黄梁(粟)がまだ炊き上がっていなかった 盧生が夢に見た人生の栄華も、黄梁を炊くほんのわずかな時間であったというお話
古今東西、歴史もののテーマである栄枯盛衰を、学生時代は軽く流し読み、それも仕方がない しかし、一晩の夢のような儚い人生ならば、その夢に人生を賭けてもいいんじゃない? 今はそう実感できる 昨晩は、大先輩の横田さんが平野くんの夢の話に耳を傾ける 熱いおもいは冷えたこころに伝導して眠気もぶっ飛ぶ そしてもうひとり、幼いころから夢を追い続けた娘が、職場の後輩ふたりを連れてやってきた おもえば5年前、社会人となった娘は、仕事帰りに店のカウンターでよく愚痴をこぼしていたものだ 誰しもが遭遇する夢と現実のギャップ 時にじっくり話を聞いてくれて、時に激励しアドバイスをくれた仲間達に感謝である あっという間に時は流れ、お陰さまで彼女は来月漸く奨学金の縛りから解き放たれる 正直なところ人生はこれからだけど、今この「時」を見届けられることが母として嬉しい限り そして、私以上に彼女を支えてくれるパートナーを得て、夢はまた大きく形を変えていくのだろうか 人間、いくつになってもPassion は持ち続けたいものである その情熱に伴う受難を恐れない、強い心と共に・・・