今夜の寒さは尋常じゃないですね~もう少し車内の温度を上げましょうか? タクシーの運転手さんのそんな言葉で温まる そういえば、寒がりの私のために、毎晩電気毛布をセットしてくれた父 昨日のように雪が積もれば、雪搔きを済ましてから出社した息子 今は二人ともいない・・・父が亡くなってもう半年が過ぎようとしている 毎日、遺影に向かって「おはようございます」と挨拶して手を合わせることが習慣化したときのこと 死んだ父はもう存在しないけれども、父の語ったこと、語ろうとしたことが常に自分を支えてくれていることにふと気がついた 存在しないものが、存在するとは別の仕方で、生きているものに「触れる」というのは「こういうこと」かと、そのとき腑に落ちた・・・以前同じようにお父様を亡くされた内田先生が語っていたことが、今になって十分に理解できる 母も同じであろう そんな母は、数年前に長女から亡き父へプレゼントした携帯を譲り受け、毎日三人の孫たちと会話をするのが唯一の楽しみとなった これで少しは寂しさも紛れるね・・・と安心していたが先月通話料が3万を超えた びっくら超えた彼女はおばあちゃんには内緒で緊急家族会議を開いた 鶴の、いや鬼の一声で全員がauに切り替え家族割に入ることになり、今度こそひと安心 そして、何も知らない母は今朝も石巻にいる次女に電話を入れて他愛のない会話で寛いでいる・・・何かを失って何かを得るという 失ったものが大切なものであればあるほど、残された人間の感謝やひとへの思いやりの気持ちが強くなるように感じているのは、私だけではないだろう