お店を始めてからこの十数年、いろいろな人と出会い、さまざまな事があったが、その時その時私の人生のシナリオとして刻まれ、壮大な物語の一ページとなっていく 振り返れば今はただただ、それぞれの出会いに感謝している そして日々、お酒とのSerendipityも同様 先日入荷したセレクシオン・ロホ、1年に一度だけリリースされるスペイン・イザギレ社の最高級ヴェルモットは格別だった(日本に入ってくるのはたったの100本、ちなみに残り3杯ほどございます)

そして昨晩は、ここ日本での新酒利き酒会のお話を伺う・・・東日本の王者は「仙禽」はて?今まで聞いた事のない銘柄である 仙界に生息するといわれる霊鳥、鶴の別称を意味するらしい かつて栃木を代表する老舗として首都圏にも進出していた仙禽酒造だが3年前に倒産 その後、弱冠30歳の兄弟が生き残りを賭けて高級酒路線へと再建の舵を切る マスプロダクション時代にあって、あえて「木桶仕込み」「袋しぼり」「斗瓶囲い」などといった、手間もコストもかかる伝統的な手法を用いた少量多品種プロダクツに注力した、と専門家の方のお話 どの世界も、ひとの情熱や努力はいつの日か必ず形となっていく・・・そう、信じたい 近いうちに「仙禽」を是非味わってみたいものである 今日はどんと祭 冷え込んだ夜には常夜鍋でもつつきながら まだ自分が足を踏み入れたことのない処の、誰かの旅の話などを聴きながら身もこころも温まりたいものである