週末はお天気も下り坂、久々に朝からメディアに立て篭もる お借りした本を返して三浦哲郎の本を借りにいったが、なんとすべて貸し出し中 が、お陰で遠藤周作のフォト入り「年年歳歳」という本に目が留まった ひょうきんな遠藤周作に笑みが零れる その中の一説「年をとったことの功徳」と題して二つ掲げてあった(以下転記) まぁ大抵のことは許せるようになる、自分も昔同じ愚行を重ねているので人が同じことを犯しても非難や批判をしなくなる そして生きることの本当の価値がわかるようになるので、ある年齢を過ぎても権力や金に執着するものはよほどの無神経か自分に自信がないのだなぁと可哀そうになる・・・実に納得 そして、四歳になる孫のピアノ発表会に出席する際、大きなマスクと帽子にメガネで変装していく姿 孫の番になるとドクンと心臓が高鳴る 間違ってもいいから最後まで泣かずに弾けと念じる ふとファンの方から声をかけられ慌てて帰る 祖父のこんな情けないこころの内は誰も知る由もないだろうと締めくくる言葉に同調いたす そして、もう一冊「ひとりでは生きられないのも芸のうち」内田樹著 も面白かった そう、人間はひととの関わりのなかで哀しみも喜びも感じ得るのである 年をとったことの功徳・・・私はそれにもうひとつ付け加えたい 今という時を大切にするようになる ワクワクするような本をあと何冊読めるのだろう この見事な紅葉の美しさをあと何回愛でることができるのだろう いい仲間と旨い酒をどれだけ(量じゃなくて)呑めるのだろう そんなわたしの想いが届いたかのようにお誘いがかかり初めてあのロイヤルパークで会食をした 途中、晩秋のしかも雨でしっとりとした街路樹の景色は日本じゃないような気がする ホテルの中庭が見える席でまずはシャンパンをいただく 中庭では結婚式を終えた新郎新婦が記念写真を撮っていた 見知らぬおふたりの幸せを祈って・・・こっそりと乾杯を