神戸コレクションによる、日本郵船の玄海丸の1909年(明治42年)2月23日から28日にかけての航跡です。

一部が津軽半島に食い込んでいるのは、ご愛敬です。(データがこのようになっています。)

濃い赤丸が下から青森、函館、室蘭で、少々分かりにくいですがここに寄港しています。

4時間ごとの点は航海中で、時間が跳んでいるのは寄港しているためです。

全く分からないと思いますので、当時の函館と青森の新聞から説明します。

2月22日23時に青森から函館に出港しています(青、緑)。

23日21時30分に函館から青森に出港しています(黄)。

24日18時に青森から室蘭に出港しています(赤、青)。

25日に室蘭から青森に出港しています(黄緑、黄、赤)。

26日23時に青森から函館に出港しています(青)。

27日21時30分に函館から青森に出港しています(黄緑)。

他の3隻とで、函館→青森→室蘭→青森→函館と巡回しています。

これは、重要な事実です。(どうでもよいと思っていませんか。)

もう少し言いたいことがありますが、今回は触れません。(次回に続く。)

 

(追記)

1909年1月の時刻表によれば、日本郵船の青森函館線は

函館発21時30分で青森着翌日4時30分、青森発23時で函館着翌日5時です。

青森室蘭線は

室蘭発16時40分で青森着翌日4時40分、青森発18時で室蘭着翌日函館6時です。

 

鉄道院の青森函館線は

函館発6時15分で青森着10時40分、青森発19時30分で函館着24時です。