第93回全国高校野球選手権大阪大会決勝 東大阪大柏原7―6大阪桐蔭


上宮で93年選抜大会を制した田中監督率いる東大阪大柏原が、08年に全国制覇を果たした強豪・大阪桐蔭に9回サヨナラ勝ちした試合。


ニュースで見ていて、少し気になった高校野球、大阪決勝戦。


東大阪大柏原は初回、3連打で1点を先行したが、3回に2年生エース・福山が4失点。


続く4回にも2番手・白根が2点を失い、5点のビハインドを背負った。


それでも4回に1点を返すと、7回には代打攻勢で大阪桐蔭の“ダルビッシュ2世”藤浪を攻略し、一気に1点差。


8回に犠飛で追いつくと、9回1死満塁から執念の押し出し死球でサヨナラ勝ちをつかみとった。


“ダルビッシュ2世”藤浪、とあるので、このピッチャーを使うのが最初は常套手段。


これが打たれ、3年生のピッチャーが出てきて、あれよあれよ言う間に同点。


逆転負けするのを待っているような試合だった。


高校野球は、所詮部活。プロのように、投手や野手が豊富に在籍しているわけではない。


連戦、連投で疲れもあろうし、もう控えはいないかもしれないが、最後の3年生投手は、全くバッティングピッチャー状態だった。


球威はなく、ストライクを取りにいっているような配球で、よくここまでこれたなという感じ。


負けるのを待っていた試合、これで、激戦大阪の決勝か?と。


打たれるのを待っているような試合は、守っている野手も辛かったろうと思う。


あの日本ハムの中田翔は、4番で投手だった。


監督力。 


蔦監督、尾藤監督。


もういないなあ・・・