低価格じゃないと物が売れない。


価格競争の負のスパイラルに陥っているのは住宅でも同じだ。


低価格だからといって、品質をおとしてサービスを提供してもブランドイメージをなくしてしまう。


お客様が求める価値やサービスを機能の面で分析し、コストとのバランスを考えて設計する。


しかし、これはたやすいことではない。


機能を満足する最低のライフサイクルコストで実現しお客様に価値を提供するには、


アイデアや専門知識、いろいろな観点での有識者の意見を吸い上げながら、PDCAを回し


精度の高いものへ落とし込むことで実現される。


ライフサイクルと表現するのは、注文住宅で設計するにしても、設計段階の資材費、設計工数、


施工費用のみでなく、入居後のメンテナンスも考えて分析するのだ。


バリューエンジニアリング(VE)とは、工学や建築学になじみの薄いかたには聞きなれない言葉かも


しれませんが、上記の考え方にもとづく手法だと考えてもらいたい。


Value(価値)=Function(機能)/Cost(費用)


この式がVEの考え方を端的に表している。


よい設計事務所に巡り合えたなら、あらゆる視点でVEを実践し、お客様が求める価値を実現してくれるでしょう。


この式からもわかるように、最終的に求めるものが価値であるとするなら、


お客様側で必要な価値を明確にしておくことが、非常に大事なことがわかると思います。


時には必要な機能を限定しコスト優先の場面もあるでしょう。


非常に単純な式ですが、コスト重視のみでは必要な価値が得られない場合があります。


やはり費用をかけてでも価値をもとめるべきポイントをはっきりさせて、住宅設計ができるとよいですね。