政府が管理している、全国民の遺伝子情報の管理のずさんさにより、これまで7人の男女が死亡していたことが判明した。我が国では、出生時に全員の遺伝子配列を調査し、登録することになっている。この情報は最高機密事項であり、大きな犯罪や、命に関わる病気の場合のみ問い合わせが可能となっている。
 この大事な遺伝子情報の管理のミスにより、これまでに7人の男女が死亡した。全て、病気の際に問い合わせた遺伝子情報が間違っていたことが原因である。情報漏洩を防ぐため、何十ものロックや自動でのパスワード順次変更などの措置が施されているが、いざ遺伝子情報が必要になった時に、これらの措置が裏目に出て他人の情報と混同された可能性が高いという。
 情報漏洩を防ぐことは大事であるが、そのせいで必要なときに情報が引き出せないというのは本末転倒であり、遺伝子情報の登録自体の可否を含め、至急対応策を練る必要があると思われる。