チュニジアで起こったジャスミン革命は中東諸国へ波及し民主化革命を推し進めています。このジャスミン革命の名前の由来はチュニジアの国花がジャスミンのため、このように呼ばれています。今後このジャスミン革命は経済的にどのような影響を与えるでしょうか。


現在中東不安によって現在原油価格が急騰しています。原油を多くの国が中東に依存しているため、価格転嫁のインフレは避けられそうもありません。発電の多くを火力に依存する日本では燃料高から電気代やガス代の値上げが4月-5月をめどにおこなわれるようです。


為替に対する影響を考えると情勢不安からのドル買い、石炭の産出国であるカナダ、オーストラリアが買われ、インフレ懸念から利上げが近いユーロも買われるでしょう。相対的に円は売られ、円安に動くと予想します。株式的には短期的に見ると、自動車産業の好調も相まって輸出関連銘柄の輸送用機器が買われる展開でしょう。


このように経済は連動し、サイクルが生まれます。中東情勢も大きな歴史のサイクルの中で今新たな局面を迎えようとしています。歴史のサイクルである、支配する側と支配される側。また多くの血を流して同じことを繰り返すのでしょうか。赤く染まるためにジャスミンの花は白く咲いているわけではないと願いたいです。






ECBが4月をめどに利上げを検討しているようです。インフレ率が政策目標を超過することを懸念した利上げが有力で、ユーロが買われる展開となっています。


インフレとは物価が上昇し、それにともない貨幣価値が下がることを言いますが、ものの値段というものは需給関係で決定されます。当然欲しいという人が多く、売りたいという人が少なければものの価値は上がりますし、逆に欲しいという人が少ないのに、ものが高ければ売れませんので当然安く売ることになり、ものの価値は下がります。


では現在のインフレは需要が増え、経済が活況に向かうサインだといえるのでしょうか?現在各国が置かれている状況はそうとも言いがたいものです。インフレには2種類あり、ディマンドプルインフレとコストプッシュインフレに分かれます。前者は需要が増えることによってインフレが発生することを言い、需要サイドに原因があります。後者は原材料などの高騰、コストアップによってそれらが価格に転嫁されることによって起こる供給サイドに原因があります。


現在中東情勢の不安もあり原油価格が高騰、作物も不作によって先物が高騰しています。それらの価格転嫁がインフレの一端となっているわけです。インフレは経済の発達につきものですが、社会的弱者ほどそのあおりを受けやすく、格差は広がる傾向にあります。健全なる需要主導での経済発達を目指すために、この難局において歴史的転機ともなる政策を期待したい。

2日、連邦政府準備理事会(FRB)が地区連銀経済報告(ベージュブック)を発表、12地区連銀からの概況報告をまとめると、景気は緩やかな拡大の継続ということで前回とかわらずの状況。雇用は若干の回復が見られたようで、4日雇用統計が発表される。9%台と依然として高い失業率の回復は、アメリカ経済に明るい光をもたらすのか、注目が集まります。

雇用が増えた地域のひとつにシカゴがあります。シカゴといえば自動車・機械・ハイテクなどの大工業地帯から、ミシガン湖やオハイオ川、ミシシッピ川という水運に恵まれ発達した穀倉地帯とその産業の幅は広く、米国の中心にほぼ中心に位置することからも“アメリカの心臓”と呼ばれています。また大手ハンバーガーチェーンのマクドナルドがシカゴ郊外の第1号店から始まったことでも有名です。

シカゴはシカゴ・マーカンタイル取引所という世界最大の先物取引市場をかかえ、今では米国有数の経済地域となりましたが、それには一つのターニングポイントがありました。それは1871年のシカゴの大火でです。当時のシカゴの2/3を焼き尽くした大火は900万平方メートルをも灰にしました。しかしそんな大惨事の中、シカゴを復活させようという声が興り、、世界の有名建築家がシカゴに集い、シカゴ復活のために活躍しました。それがシカゴの近代化を推し進め、経済的発展を遂げる要因になったのです。


アメリカのみならず世界は今金融危機のダメージからなかなか立ち上がれない状態が続いています。しかしシカゴを例にみると一つのターニングポイントとも言えるのではないでしょうか。独占から分配へ、バベルの塔は崩れるという学びを生かすのは今なのではないでしょうか。