ほくほくの温かい焼き芋がおいし

季節になった。サツマイモは、

江戸時代は飢饉(ききん)をしの

ための作物として重宝された

が、最近は国内外で人気が高ま

り、価格も上昇している。長い品

改良の歴史の中で甘くねっとり

た食味の「エリート」品種が

誕生。品種の魅力を活かす貯蔵

技術の向上が躍進を支えている。

 

 

今回は、今まさにスーパーの店頭

を賑わせているサツマイモの最近

の人気ぶりと、人気を支える品種

改良や貯蔵方法改良の歴史に関

する記事の紹介です。

 

スーパーに行くと、焼き芋の販売用

マシンが設置してあって、「以前は」

売り切れてない限り、必ず購入して

ました。

 

 

 

なぜ「以前は」かというと、現在は

「備長炭入り焼き芋メーカー」を購

入し、わが家で簡単おいしく焼き芋

を作成しているからです。

 

最近のサツマイモは、焼き芋にする

と記事にある通り、ホクホクというよ

り甘くて、ねっとりしています。サツ

マイモの進化を実感します。

 

私はスーパーの店頭でサツマイモを

買うときは、銘柄より焼き芋メーカー

に収まるサイズを中心に選んでおり

ました。だって、どれもおいしいから。

 

しかし、おいしいサツマイモが店頭

に並ぶ陰には、新品種の開発に掛け

た長い歴史がありました。

 

長年サツマイモの品種改良を

手がけてきた農業・食品産業

技術総合研究機構(農研機構、

茨城県つくば市)の中日本農業

研究センターを訪ねると、田口

和憲上級研究員が「遺伝資源」

と呼ぶ資料を見せてくれた。

 

戦前から、品種改良の歴史を

つないできた貴重な種芋だ。

1600種類に達するという。

系列や由来をふまえて交配し

「ベニアズマ」や「べにはるか」

といったよく知られる品種を

生み出してきた。

 

さらに、貯蔵技術の進化も欠かせない

ものでした。

 

サツマイモは、実は温度にデリケ

ートな野菜だ。保存の最適温度

はセ氏13~15度とされ、低温

で腐りやすく、通常の野菜のよう

に冷凍保存することが難しい。

べにはるかの良さを生かし、流通

させるために確立されたのが「キ

ュアリング処理」の技術だ。収穫

時などに傷ついた表面を高温多

湿下に置くことで修復し、腐敗を

防ぐ。

 

そして、サツマイモの新品種は今も

次々と誕生しているそうです。

 

今度、スーパーに行くときは、ちゃん

とサツマイモの銘柄を確認して、生産

者のみなさんの努力に感謝しつつ、

購入したいと思います。