福島市 渡利地区 6600世帯 ホットスポット
テレビ朝日 ニュースステーション
古館伊知郎 氏
放射線の専門家
神戸大学 山内知也 教授と共に福島市渡利地区訪問
居住地の庭先で30マイクロシーベルトまで計測可能な線量計の針が振り切れる。
地上1mで3μSの場所があちこち点在している。
避難勧奨地点にしないといけないポイント。
原子力災害 現地対策本部担当者
「伊達市、南相馬市に比べると相対的にこちらは低いです。
我慢しろというのではなく、まずは除染して線量を下げていくということをお願いしたい。」
渡利地区は除染をしても雨が降ると線量が再び上がる現象がある。
渡利地区の地形で背後に弁天山がある。
弁天山に降り注いだセシウムが、
雨が降るたび少しずつ絶え間なくずっと
渡利地区に流れてくることが考えらる。
特定避難勧奨地点
被ばく線量が年間20ミリシーベルト超と推定されるホットスポットを
世帯単位で指定し避難を指示。
福島市では地上1m3マイクロシーベルト以上を目安にしている。
伊達市や南相馬市では、
特定避難勧奨地点について独自の基準を設け国に要望
南相馬市では、18歳以下の子供や妊婦のいる家庭で地上50㎝で毎時2μS以上あれば
しべて指定対象となる。
福島市は国に要望を出していない。
ニュースステーション
古館伊知郎さん
福島県の放射線量を報道するマスメディアが少ない中、
報道していただきありがとうございます。
国の対策本部は、「福島市の線量は低い」とする発言には
福島県民全員で抗議すべきものです。
国は完全にダブルスタンダードを取っています。
都内、関東近郊での線量を0.28μS以上を危険として立ち入り禁止措置をとり
即座に、除染する対応を何度もマスメディアに取り上げられるのを見てきました。
先日の世田谷の件でもニュース番組、ワイドショーで大幅な時間ととり報道されました。
わずか、最大値3μSでの大騒動でした。
私たち福島県民は、悔しい気持ちでその報道を見るしかありませんでした。
郡山から福島市にかけての雨どい下は、
20~50μSの放射線量があるのです。
私たちは、自分の手で、自分で道具を買い、自分で方法を考えて
除染するしかありません。
砂利道は、砂利を取り除き、新たな砂利を敷くか舗装するしかありません。
この費用は莫大な金額になります。
国、県、市町村の助けは何もありません。
その除染した土、砂利も、持っていく場所がないため
自分の敷地に保管しなければなりません。
根本的な除染は不可能なのです。