米大リーグ、マリナーズのイチローは4日(日本時間5日)、敵地でのアスレチックス戦に「1番・ライト」で先発出場した。メジャー1400試合目の出場となったイチローは2安打を放ち、メジャー通算2000安打まであと4本、9年連続200安打までは9本とした。「8番・キャッチャー」で2試合連続スタメンマスクの城島健司は無安打だったが犠牲フライで貴重な追加点を挙げた。マリナーズが6-3でアスレチックスを下して4連勝。

 イチローは第1打席レフトフライに倒れたが、2回の第2打席では2死一、二塁のチャンスでレフトへタイムリーヒットを放った。第3打席はショートゴロ。第4打席はレフト前ヒットで2試合ぶりにマルチ安打をマーク。第5打席は空振り三振。この日は5打数2安打1打点で今季の安打数を191本に伸ばした。打率は3割6分のまま。

 城島は第1打席、四球で出塁するとイチローのタイムリーで生還した。第2打席はサードゴロ。第3打席は四球。第4打席は1死一、三塁でセンターへ犠牲フライを放ち、連日の打点を挙げた。1打数無安打1打点で打率は2割4分4厘。

 試合はマリナーズが2回、2死からチャンスをつくるとウィルソン、イチロー、グティエレスの3連続タイムリーで4点を先制した。3回に1点失うと、7回にはガルシアパーラに2ランを浴び、1点差に迫られる展開。しかし8回に城島が犠牲フライを放ち、リードを2点に広げると、9回にもロペスがソロを放ち、ダメ押し点を奪った。
 投げては先発のローランド‐スミスが8回を投げ切り、4安打3失点の好投で3勝目(2敗)を手にした。