だるま女だるまおんな)とは、両手両足がない女性のこと。その状態がだるまに似ていることからこう呼ばれる。


誘拐されたり、借金のかたに拉致された女性が、各国の富豪たちの慰み者や見世物として「だるま女」にされている、というもの。 真偽を含めて実態は明らかではないが、口コミ等で流布された結果、多くの人が知る都市伝説化している。


海外旅行中、ブティックの試着室に入った妻がいつまで経っても戻ってこない。不審に思った夫が扉を開けると、そこに妻の姿はなく、持って入った服だけが落ちていた。 現地警察に通報するも、目撃者がいない上、外国人である夫に警察は冷たく、早々に調査は打ち切られ、彼は帰国を余儀なくされた。

数年後、某国を訪れた夫は「だるま」と日本語の看板を掲げている店に立ち寄る。 そこはストリップ小屋で、やがて現れたのは両手両足を根元で切断され、壁に固定された真っ裸の“だるま”のような女だった。舌も切断されているらしく、涎を垂らし、焦点の定まらない目で天井を見つめている。

その女は、あの日消えた妻だった・・・


  • 漢王朝を興した劉邦の正妻呂雉は、夫の死後、我が子である劉盈(恵帝)の地位を脅かしかねないと、劉邦の側室であった戚氏の手足を切断。更に薬物による会話能力破壊・聴覚破壊、さらには眼球までくりぬき、生きたまま便所に配置し「人豚」と称して晒し者にしたとされる。これは史記に記載され、呂雉の残忍さを表わすものとして有名な逸話であるが、当時の医療技術でそのまま生存させることが可能だったか否かは疑問である。
  • 中国史上、唯一人の女帝である則天武后も、亡き高宗の寵愛を争った王氏(前皇后)・蕭氏(前淑妃)両名の四肢を切断後、「蟒」・「梟」と無理やり改名させたとされる。
  • 清王朝末期、皇帝の寵愛を受けていた麗姫は、西太后に妬まれ、結局、だるま女にされたとされる。



    女性障害者が裁縫、刺繍、書をしたためる姿などを見世物小屋で見せた例は実在し、中村久子が有名。


    真相!“禁忌”都市伝説 (ミリオンコミックス)
    ¥420
    Amazon.co.jp