18日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落した。大引けは前日比194円17銭(2.28%)安の8328円41銭。消費減退への警戒感から17日の米株相場が続落した流れを引き継ぎ、ソニーやキヤノン、トヨタ、ホンダなど輸出関連の主力株中心に売りが目立った。ただ、年金による買い観測は根強く積極的な売りは続かなかった。日経平均の8200円台をチャート上の下値支持水準として意識する投資家が多く、日経平均は8300円台で一進一退となる場面が多かった。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反落した。

 日経平均の日中値幅(高値と安値の差)は138円17銭と9月3日(120円21銭)以来2カ月半ぶりの狭さだった。国内外景気の悪化に加え、米自動車大手3社(ビッグスリー)の経営問題の行方や銀行・保険といった米金融機関の財務悪化が引き続き警戒され、積極的な売買が見送られた。ただ、17日の米原油先物相場の下落を受け、紙・パルプ株や電力・ガス株、トラック輸送株といった銘柄には、採算改善を期待した買いが入り、相場全体を下支えした。

 東証1部の売買代金は概算1兆4921億円で前日の水準(1兆6247億円)を下回り、9月1日(1兆4242億円)以来の低水準だった。売買高は同19億5094万株で10月1日(19億3670万株)以来の少なさだった。東証1部の値下がり銘柄数は846、値上がりは745、横ばいは117だった。


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ぬぬぬ,まだまだ予断を許さぬ状況のようだ。20ヵ国・地域(G20)による緊急首脳会議(金融サミット)で,具体策を打ち出すことは出来ず,市場にやや失望感を与えた影響が残存している模様・°・(ノД`)・°・一言でも我々個人投資家を安心させてくれるような発言をして貰たかったものです。。。