新銀行東京(本店・東京都新宿区)の融資を巡る詐欺事件で、東京地検は17日、同行元契約社員の青木千代美(56)、元住吉会系暴力団組員で経営コンサルタントの大丸正志(46)両容疑者ら6人を詐欺罪で起訴した。

 起訴状などによると、青木被告らは共謀して06年9月、経営実体がほとんどない給排水整備会社「リフレックス」(中野区)の決算書類を返済能力があるように改ざんし、同行池袋出張所に提出。リ社に約5000万円を融資させてだまし取った。金は大丸被告が会長を務めていたソフトウエア会社「アシストプラン」(文京区)の運転資金にまわす計画だったという。

 また、地検は17日、ア社幹部ら2人について関与が従属的だとして処分保留のまま釈放した。青木被告は在籍した約1年間で約100社への約23億円の融資を担当し、うち十数社分が焦げ付いていることから、不正融資に対する捜査を継続する。


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