鉄つづ1日目(20LT-01) | いきもの快速 旅青年T

鉄つづ1日目(20LT-01)

 常磐線からこんにつあー!!今日から6日間の春休みが取れたので、鉄道で行けるところに行ってみます。

上野から列車を乗り継ぎ、いわきに到着しました。超久しぶりのいわき駅下車となりました。駅近くの店で昼食休憩をした後、この列車に乗りました。

 

 

 

E531系原ノ町行きです。この原ノ町行き列車、1週間前は走っていませんでした。なぜかというと・・・

3月14日、長きにわたり運休が続いていた富岡~浪江間が9年ぶりに運転を再開したからなのです。9年ぶりに日暮里から岩沼までの常磐線全線に乗ることができるようになったのです。なお、残念ながら651系のスーパー普通は常磐線全線運転再開と引き換えに引退となりました。発車時間が近づいたので、乗りました。列車は5両編成、この日は何もない平日なので、ガラガラかもしれないと思っていたのですが、意外と乗っていました。青春18きっぷのシーズンを活用して乗っている人が多い印象でした。列車は定刻通りにいわき駅を発車しました。

 複線区間は2つ先の四ツ倉まで。四ツ倉から先は一部区間を除き単線です。ここで、主要駅到着前の表示を掲載します。まずは広野駅。特急ひたちの停車駅です。ひたちの待ち合わせはなかったのですが、折り返し用の2番のりばに停車しました。

広野から木戸までは貴重な複線区間です。その途中にあるJヴィレッジは9年前にはなかった駅です。昨年4月20日に臨時駅として開業し、今年3月14日付で常設駅に昇格しました。Jヴィレッジで下車した人が数名いました。

富岡に到着しました。ここはひたちの停車駅です。ここから先、浪江までは最後の運転再開区間となります。沿線は何もない平地があちこちにあり、東日本大震災の津波の被害が大きいことを感じることができます。一般の人が入るのが最近まで不可だった地域をしばらく通過します。

大野です。ここもひたちの停車駅です。東日本大震災前は複線駅だったのですが、避難通路確保のため、単線駅に変わりました。

元々複線だった単線区間を通過し、双葉に到着しました。この駅も避難通路確保のため、単線駅に変わりました。

浪江です。最後の運転再開区間はここでおしまいです。この駅から徒歩1日くらいで・・・あの大物有名人が9年前まで開拓していた村があるという噂が・・・。

浪江から先は相馬エリアに入りました。この区間も東日本大震災の影響で長きにわたり運転見合わせが続きました。桃内、小高、磐城太田の順に停車し、ついに終点の原ノ町に到着しました。JR東海の313系に負けないくらい増備を続けてきたE531系が走る区間はここでおしまいです。

 常磐線の旅は終わりませんでした。次の列車まで時間があったので、いったん下車しました。相馬野馬追に関する観光展示スペースがありました。

 

 

ここから先は仙台の列車に乗ります。

5両編成の後は・・・まさかのたったの2両編成の仙台行き乗車となりました。普段の平日なら空席がありそうですが、いわきから通しで乗った人も乗っているため、座席はほとんど埋まりました。列車は定刻通りに原ノ町を発車しました。列車は相馬、新地、山下、亘理などを通りました。ひたち停車駅の相馬を発車し、駒ケ嶺駅を発車した後は内陸側移設区間に入りました。東日本大震災前は現在よりも海側を走っていたのですが、新地駅が停車中のE721系2+2両とともに壊滅的な被害を受けたことなどから、駒ケ嶺~浜吉田間は内陸側に線路が移設されました。新地、坂元、山下周辺は新しい建物も複数ありました。浜吉田で内陸移設区間はおしまいとなりました。列車は亘理、逢隈の順に停車し、常磐線の終点岩沼に到着しました。なお、列車は仙台まで行きました。私は接続列車の都合により、岩沼で白石行きに乗り換えました。こちらはラッキーなことにE721系4両固定編成でした。

2011年3月11日から常磐線の全線乗車が再びできる日まではかなり長く険しい道のりだと感じました。色々な考えがあると思いますが、分断された鉄路が1つになることにより、町がつながり、人もつながると信じています。つなげよう、日本。つなげよう、世界。

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