嘘の数だけ心は暗くなり聖地に立つ勇気も生じぬもの。ならば嘘を減らせば心は明るし。明るく聖地へ我は
4月14日(木)友引・己亥・六白・危・井・軫・大津日吉大社山王祭
4月15日(金)先負・庚子・七赤・成・鬼・角・高山日枝神社山王祭・長浜八幡宮曳山祭・一粒万倍日・月が赤道通過、南半球へ
4月16日(土)仏滅・辛丑・八白・納・柳・亢・P/2006 U1リニア彗星が近日点を通過・こと座β星シェリアクが極小
4月17日(日)大安・壬寅・九紫・開・星・氏・春の土用入り(太陽視黄経27°)福岡香椎宮春季大祭・奈良霊山寺開運護摩法会・月の距離が最近・月が土星の南08゚06.4'を通る
4月18日(月)赤口・癸卯・一白・閉・張・房・発明の日・天理教教祖誕生祭・京都出雲大神宮花鎮祭・一粒万倍日・ケンタウルス座T星が極大・満月
4月19日(火)先勝・甲辰・二黒・建・翼・心・不成就日・準惑星ハウメアが衝(光度17.3等、うしかい座)金星が遠日点通過・水星が火星の北00゚46.5'を通る
長い道のりを経て、その土地へと入り、
聖なる山に登り、一つひとつの社に手を合わせていく。
この世には、パワーのある土地があり、この地もその一つ。
どうしても祈りたいことがあり、祈願参りに訪れた私。
あえてその土地、聖地には触れませんが、そこでは幾つものドラマが待っていました。
一番の目的地であるその聖なる山以外にも、その土地の聖地、大きな神社等を巡り、祓い落とせそうなものと、降り注いでくる何かを感じ、やはり手を合わせ続け、巡っていった私。
悪い流れに呑み込まれそうなことが多いだけに、悪の華を封じるために、大きな祈願をし、縁起の光りを探し歩いていく。
ある聖なる山では、聖なる水を頂け、その水のご縁に感謝をし、その水を数年ぶりに得られた私は、自分の心の純度と共鳴した結果、今日それを得られたと思い、その土地の素晴らしさ、そこにある社の地に立ち、ここは魂の故郷。
そう思えました。
人の気がほぼないだけに、気がよく、身体をよくする空気とはこういう場所のことかと強く思いました。
重要な聖地を幾つか巡り、この旅の意味を噛み締めて帰宅。
ただ今回の旅で、身体に痛みが出てきたので、思うように今は体が動きませんが、今回の旅で得たパワーと何かは、今年(私が)行うことに、良い影響をもたらす予感だけは得ています。
4月20日(水)友引・乙巳・火星と水星が最接近・穀雨(太陽黄経30゚)
4月21日(木)先負・丙午・四緑・満・角・箕・(土用)間日・三隣亡・月が最南
4月22日(金)仏滅・丁未・五黄・平・亢・斗・靖国神社春祭・滋賀多賀大社祭・水星が留
4月23日(土)大安・戊申・六白・定・氏・女・福井永平寺授戒会・うさぎ座R星が極大・天王星と金星が最接近・金星が天王星の南00゚55.4'を通・4月こと座流星群が極大・D/1960 S1ヴァンホウテン彗星が近日点を通過
「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉著)
本屋大賞受賞おめでとうございます。
東川篤哉さんの小説を初めて読んだのは(公募)鮎川哲也選「本格推理」でした。
この方は、遅れてきただけで綾辻行人さんや有栖川有栖さんと同じで、E(エラリー)クィーンの信者で、もうクィーン氏のやり方をどうしても自分で芸術としてもやりたい欲求を抑えきれず、それだけ、それがすべてのような書き手で作家とかそういう意識より、とにかく謎を考え、それを上手く隠して、わからなくさせることが活字活動の上で、頭の中がそれでいっぱいのような人だと思って、謎解きの華麗さには、「本格推理」シリーズでベスト5には入るでしょう。
私が横溝正史生誕100年祭の時に、横溝正史・朗読会を行った頃に、ちょうど、東川篤哉さんも長篇デビューされましたが、横溝正史も江戸川乱歩もエラリー・クィーンに人生を狂わされた人だと思うと、人間は時代や思想環境だけで、計れないものがあると思ってしまいます。
Dカー&エラリークィーン=(カー&クィーンの後継者)横溝正史=横溝正史の後継者鮎川哲也=島田荘司=綾辻行人=有栖川有栖=二階堂黎人=岡山寄りで後継者東川篤哉と、最近では繋げられるかもしれません。
ですからこの小説は私も未読ですが、人間ドラマとか言葉の深みとかを目的として読むことは期待できないでしょう。
クィーンのように、一つの大きな謎(例えばそれが一つの葉であれば)その葉の上にたくさんの葉が置かれていて、それを綺麗に取り除いてどの葉が目的の葉なのか、それを探る旅。
それだけ、それだけのために書かれた物語のはずですから、脳トレとしての目的のジャンルであることでしょう。
とても渇いた、理屈だけの世界。
だからそれをいかに味付けして面白くするために執事とお嬢様を用いたのでしょうが、最初から味気のない数学的と言いますか、理屈世界にどれだけ味付けをしても、人工甘味以上にはなれないので、私は朝ドラを観て、感情を育てていくドラマの観方に路線を変えました。
推理小説は、魔性と付き合う一面もありますし。
そういえば私は十七歳の頃、こんな短歌を読んで、某短歌誌に掲載されたことがあります。
√(ルート)の中に二人で入ろう 数学ではいくら割り切れたって 絶対割り切れっこないんだから 二人の中は
数学だけではないですが、当時の私は、嵐のような日々を送っていましたし、周囲からも早死にすると思っていたことでしょう。
でも時を経て、静かな海のような人間になり、その静かな時期に小説を書いていたわけですが、その時期に私も一時は、(今日挙げた)東川篤哉、加賀美雅之さんと同じ「本格推理」文庫の選に残ったことがあり、しかし、ある時期に、エラリークィーンの子供たちは、その世界、庭から出られないと思い、「本格無重力推理」という理論を提案し、島田荘司先生と、二階堂黎人先生には賞賛していただきましたが、それでも、結局、創り物は味気ないものです。
ミステリーは、人間に良い影響ばかり及ぼしませんし、私はその世界を(島田荘司先生には、あなたの新しい理論には大変興味があります。あなたには大変期待していますと言われながらも、そういう提唱する人はさほどいないこともあり、惜しまれながらも離脱しましたが)、ただ書いているだけよりも、本当に何か時代の中で、新しいものを考えていく必要はあるかと思います。
例えば黒魔術がミステリーなら、白魔術のようなミステリーを、時代は求めていることでしょう。
しかし、その発想をする人がいないということでしょう。
(世界最高水準の本格推理作家であられる)エラリー・クィーンも、冥界から、ミステリー界の改変。
旧時代の骨格、作り方を変えることを願っている、そんな予感が私にはしています。
橋を渡り
4月24日(日)赤口・己酉・七赤・執・房・虚・宮津市籠神社例祭・(土用)間日
4月25日(月)先勝・庚戌・八白・破・心・危・奈良興福寺文殊会・浄土宗法然上人忌・P/2004 T1リニア・ニート彗星が近日点を通過・下弦・月と小惑星ベスタが最接近
4月26日(火)友引・辛亥・九紫・危・尾・室
月曜、火曜日と、四国の某社に出張鑑定に行ってきました。
この街の駅は海が近く潮の匂いが香ってきますが、今日は良い日となるでしょう。
そんな予感を得たまま会社入り。
今日ここで会う一期一会。
今日会うタイミングのある方たちだったことでしょう。
約七割の方は。
ここが交差する時、タイミングの良い時。
天候にも恵まれましたし。
このビルで、人と話し、一人一人のこれまでの生涯という名の人間ドラマ。
人生は物語よりも深く豊饒かつ確かなものです。
まさに豊饒の海、豊饒の空の如し。
いえ、それ以上に深いものでしょう。
朝ドラ「おひさま」(NHK東京製作)
私は一話で底の浅いものを感じてしまい期待をやめました。
以前からよく書いていますが、今まで観た朝ドラでワーストが「ちゅらさん」なので、「おひさま」は脚本家がその「ちゅらさん」の方なので、期待をあきらめましたが、それでも密かに……しかし、やはり……。
例えば「てっぱん」で数話分ぐらいのエピソードや言葉が「おひさま」では一話でやっと出せるか程度なので、人間ドラマの深みはなかなか描けないでしょう。
脚本家ではないですが(OLのド本音の描き方が評価されて賞を手にされたと私は観ている)芥川賞作家の絲山秋子さんが、女性を描く時、それはもう(ややSっ気な)女性が多いですが、鬼リアルなんですね(ここまで言うかというほどに)、しかし「ちゅらさん」も「おひさま」も、良い人は良い人で、一面的でしょう。
でもここ数日はやや面白味が出てきました。
ファンタジーな雰囲気をもう少し減らして、お互いの生の言葉を描いてそこからの絡みなどを描いていけば、次が観たいと思わせられますし、ヒロインがピンチになれば、視聴者は手に汗握ります。でも「おひさま」は、(戦時中ながらも)ピンチがなく次々と都合の良いことが起きるので……脚本の力量はやはり……。
次のNHK大阪製作の朝ドラに期待しましょう。
創ろうとすると物語はつまらなくなり、ファンタジーも同じ理由で(大人が鑑賞するとよほど良質なもの以外は)味気ないですし。
原発の想定外の問題の方がよほど驚かされ、恐るべきドラマかと私は思います。
あぁ、四国も日が暮れてきました。
この街の幸福と、今日鑑定させていただきました、某社の皆様のご開運を私は願っております。