隆大介 が死んじゃったよな。・・・・・64歳だったんだな・・・・
黒沢監督の「影武者」で、織田信長をやって一気に若手実力派ってなポジションに入った。
日本の場合は、時代劇で、織田信長 上杉謙信 ・・・・そんな、やっぱ、ヒーローってのか、突き抜けた才能の人物を演じると、一気に火が点くってのはあるよな。
・・・・まぁ、NHK 大河 の場合が多いけど。
中井貴一 の 武田信玄
渡辺謙 の 伊達正宗
・・・・・数え上げればキリがない。
隆大介 も、そんな感じで スーパースター になっていくんだろうと思った。
なんたって、黒沢監督の 織田信長 だぜ・笑。
将来が約束されたようなもんじゃん・笑。
だから、ドラマの吹き替えをやったときにはビックリしたよな。
・・・・そう、
「マイアミ・バイス」
アメリカの刑事ドラマ だ。
日本では「テレビ東京」が放映してて・・・・
で、主演の、ドン・ジョンソン に 隆大介 が吹き替え・・・・マジ??? って思った。
役者さんと声優さんって・・・・かんっぺきに分かれてた時代だったからな。
しかも、隆大介 ったら売れてない役者さんじゃない。
そんな役者さんが、吹き替えなんかやんのぉ????
ビックリしたさ。
で、
「マイアミ・バイス」 1984年~
最初は何気なく観てて・・・・
そのうちに、けっこーはまってったな。
刑事ドラマなんだけど、スタイリッシュで・・・とにかくオシャレで・・・・もちろん、世界的な「バブル経済」ってな素地はある。
でも、刑事ドラマとMTV の合体みたいなのは、考えられないじゃん???
・・・・この時代には考えられなかった。
刑事ドラマ ったら「人間ドラマ」なわけで・・・・・あるいは、拳銃振り回してのドンパチもんか。
「西部警察」
なんて、石原軍団が、散弾銃ぶっぱなしてんだもん・笑。
「散弾銃」だぜ・笑。
拳銃すら撃つことのない日本の警察で、「散弾銃」をぶっぱなす・笑。
かっこいい・・・・ってより、呆れた・笑。
もう、笑っちゃったもん・笑。
「西部警察」
って、警察ドラマってより「仮面ライダー」とかの、特撮ヒーローものってほうが近いよな・笑。
出てくる車両だって、ライダーバイクみたいなもんでさ。
荒唐無稽ってか・・・・・車にマシンガンついてんだぜ・笑。
マッドマックスかよ・笑。
後年、渡哲也さんが、「嫌だった」って回顧してっけど・・・・そうだろうなぁ・・・って思う。
ちゃんとした映画やりたかったんだろうなぁって・・・・
石原プロって「映画」を撮るためのプロダクションだもんな・・・・
それが、何の因果か・・・・やっぱ、人気が出てしまえば、それをやるのが人気商売、テレビってことで・・・・
・・・・で、
「マイアミ・バイス」
スタイリッシュなつくり、映像に魅かれていったよな。・・・・・で、内容の方は・・・けっこー・・・ちゃーーーーんと「人間ドラマ」をしっかり描いてくる。
何とも言えない・・・・とにかく魅かれた。
でも、視聴率が悪くて・・・・まぁ、「テレ東」だからな・笑。
今は、「テレ東」も、勢いがあるけど・・・・・当時は、たんなる「東京ローカル」でしかない。
・・・・・いや、マジで、中央キー局だったら、もっと数字とれたと思う。・・・・まぁ、中央キー局なら、海外ドラマをゴールデン枠にはもってこれないだろうけどな。
じじつ、アメリカ本国じゃあ、シーズン5までいった、とんでもない大ヒットドラマになってる。
それも当然の話で
総指揮は、マイケル・マン だ。
「ヒート」 1995年 アメリカ映画。
を制作した監督だ。
「ヒート」 は、バイスが終わったあとで制作された映画だけど・・・・どっかに、スタイリッシュ・・・・バイスっぽい部分があるもんな。
個人的には 「ヒート」 は、んっとに好きな・・・・大好きな映画だ。
映画の「面白さ」ってのが、ぜーーんぶ、そして、見事に詰め込まれてるって思う。
最初は「ヒート」を観て・・・・
面白い・・・
って単純に思ってた。
・・・・ら、
「メイド・インLA」 1989年 アメリカ映画。
も観る機会があって・・・・・ あっれ??? ってなって・・・
調べていって マイケル・マン に行き着いた。
そう、「メイド・イン・LA」 は、「ヒート」の元ネタになったテレビ映画だ。基本的なストーリーは同じ・・・・台詞すら同じで、両方とも、マイケル・マンが監督をやっている。
・・・・で、マイケル・マン って名前を知って・・・・「マイアミ・バイス」まで、遡ったわけだ。
なーーんだ「マイアミ・バイス」もこの人だったのかぁ・・・・・
・・・・って、調べてみれば「刑事スタスキー&ハッチ」も、この人だった。
そっか・・・・ボクは、こういう脚本・・・・こういう物語が好きなんだな・・・・って気づいた。
「メイド・イン・LA」 は、最初は、監督を ウォルターヒルにお願いしたらしい。
ウォルターヒル は、一番好きな映画監督だ。
いっとき、・・・・若かった時・・・・・・監督がウォルターヒルなら、文句ナシで観た。それくらい好きだった。安心感がある。
・・・・で、マイケル・マンとウォルター・ヒル が友人関係だったってのも、なんかわかるってか、嬉しいよな。
やっぱ、なんか似てるんだろうな。志向ってか、思考、そして嗜好も・笑。
ふたりとも、監督だけじゃなく、脚本も書くひとたちだ。
・・・で、2006年 には、「マイアミ・バイス」を映画化してる。
TVシリーズの、ひとつの話をベースにしてる。
なので、登場人物は同じとするも、役者さんは、全て新しくキャスティングされている。
作りは、全くのブラッシュアップ。
バイスらしい、スタイリッシュ感そのままにバージョンアップを果たしている。
全編に流れる疾走感がいい。
主人公が乗る車が、フェラーリ―430スパイダーへと正常進化・笑。
「コロナ渦」だ。
ってことで、自粛の毎日だ。
なんとか、ここまで生き永らえてきた・笑。
よくもまぁ、東京に住みながら、ここまで感染せずにやってきたと思う。
ワクチン不足の中、なんとか、1回目の接種もすんだ。
ここまできたら、なんとか、コロナの餌食にならずに済ませたいと思う。
・・・・・ってことで、映画三昧、ドラマ三昧の日々だ。
「マイアミ・バイス」
海外ドラマチャンネルで始まった。
久しぶりに、1話から観るか・・・・んで、おとなしく、自粛期間を過ごそう・笑。
オリンピック・・・・パラリンピック期間をやり過ごそう。