僕の勤めている会社は、所謂中小企業で社員数60人程である。社長は70歳の典型的なワンマンタイプ。以前に比べると、大人しくなったものの「わしが全てを管理しないと・・・」と、何処の企業でも多かれ少なかれあるのだろうか、僕達社員はあまり信用されていない嫌いがある。そんなタイプの社長だから、失敗するとかなりの勢いで怒鳴り付けられるのだが、それは最早「罪を憎んで」ならぬ「人を憎んで」と言う所があり、社員は常にビクビクし、萎縮してしまう悪循環に繋がっている。
先日の出来事である。先輩の女性社員が仕事でミスをした。彼女は、普段から人一倍社長の眼を気にしている。自己顕示欲が強い彼女は、周りに迷惑を掛けながらもミスを「内々で」修正して行こうとする。「社長にガミガミ言われて、皆が嫌な気持ちにならないように」と言う彼女の配慮は、客観的に言わせてもらうと「常に社長から高く評価されたい」気持ちが勝っているように思えてならない。サイコロの目の様な社長の「機嫌伺い」をする為に働いているんじゃないのに、そんなふうに必死で「根回し」をする彼女を見ていると、居たたまれなくなり昨日は挨拶せずに帰宅した。

空の一升瓶に「ふぅー」と息を吹き込み「ストレスを吐き出しているんです。溜め込んで居るとカラダに悪いから」と静かに語る中年男性・・・子供の頃に観たタイトルも忘れたドラマのワンシーン・・・。妙に印象的で、未だに思い出す事があるのだが、こうしてブログに打ち込む行為と似ているのかなぁと、ふと思った。窓の外では、静かに虫達が鳴き続けていた。
自分自身の事です。「社交辞令」を真に受けるお馬鹿サンな僕。調子に乗りすぎてハメを外して反省する・・・今まで幾度か繰り返して来た様に思う。今夜は「心にブレーキをかける事」を学んだ。ただ、ほんの少しだけアルコールの力を借りて、そんな「愚かな血」を薄めたいと思う。
TVを消した。部屋には冷蔵庫のモーター音、そして耳には微かな耳鳴りが・・・。今夜は、ちょっと甘いモノでも食べてみようかなと言う気持ちになった。カレンダーの写真のクロネコと暫し目が合った。