こんにちは照れ

カウンセラー月美です🌙

 

「祝日のない6月はツライ」という生徒さんは

多いですもやもやもやもやもやもや

 

12月も祝日はないですが、

年末休業(冬休み)がとれる人が多く

やっぱり6月の

 

「お天気もぐずぐずしていて

 湿度が高くて不快指数が高い…

 しかも祝日がない」

 

は、辛さの山場と感じるのが普通かもしれません…ガーン

 

 

 

さてさて「普通かも」と言わせていただきましたが。

 

 

では、

「ふつうの人生」ってどんな人生だと思いますか???

 

 

「特別でなくてもいいので、ごく普通の人生を…」

と結婚式スピーチで耳にすることもあります口笛

 

「普通」を「平均的な」と捉えるとしても

平均値って、場合によっては

「真ん中あたりが空洞」になることがあります。

 

 

試験の結果などでも

50点~70点のひとが集中していて

平均点が60点!というケースもありますが、

 

80点以上の人が半分!

40点以下の人が半分!

実際に60点くらいの人がゼロであっても

平均点は60点くらいになりますニヤリ

 

「ふつう」とか「平均的な」という表現って

とっても気をつける必要があるんですね…手

 

 

 

 

松岡亮二先生(龍谷大学社会学部准教授)が、

『せかいしそう』というネット連載の中の

スペシャルトーク

 

〝「凡庸な教育格差社会」で”

 

の中で紹介しているのがこちらの図です。

 

          ※日下田岳史准教授(大正大学)作成進路チャート

 

1つの学年が卒業してから3年後までの1000人のデータを追っています目

 

「ふつう」と言われそうな人生…

中学を卒業した1000人のうち、3年で高校を

卒業するのが896人というあたりまでは

おおおそ9割という意味で「ふつう」かもしれません。

※逆に1割強の人にとっては、その「ふつう」ではない世界に足を踏み入れています…

 

 

そこから、現役で4年生大学に行くところから

413人(半分以下)になります。

これは「ふつう」でしょうか?

 

さらに、大学に進学してから4年卒業して

正規雇用されたのが240人で、

その後3年以内で離職しなかったのは163人だけです滝汗

ここまでくると「ふつう」とは呼べなそうですアセアセ

 

 

わたしが勤務している

「全日制普通科の進学校」の親御さん、

ご自身も大卒な方が多いです。

 

 

そこでの

多くの親御さんが子どもさんに期待する

 

「ふつう」

 

「高校を3年で問題なく卒業して、 

 どこかしらの4年制大学を問題なく卒業して

 なるべく安定した就職をして

 終身で問題なく働いていくイメージ」が多いです。

 

1000分の163にすぎないのに

「ふつう」と信じて期待してしまう…

 

「個性を大切に!」

「多様化の時代!」

耳にはするけれども、

自分の子育てでは話は別。

「ふつうが何より大切」と

知らず知らずに子どもさんに負荷をかけてしまうことになるかもしれません魂

 

 

そして、

 

先ほどのチャート図をみると

高校を卒業してすぐの就職は150人

専門学校、職能技能学校進学は合計208人です。

 

わたしが以前に勤務していた高校では

大卒の親御さんは半分くらいでした。

 

その高校では、

3分の1くらいが就職。

3分の2くらいが専門学校、

ほんの数人が4年生大学へ進学しました。

 

 

ご自身が大卒ではなくとも、立派に生計を立てているご家庭の「ふつう」は高校を出てすぐの就職もありですし、

「本人が希望するならあと2年は専門学校へ行かせてやろう」というケースが多かったです。

 

 

生まれ育った家の環境で

多様的な「ふつう」が存在しています。

 

立場が変われば「ふつう」も変わるのです。

 

 

生まれながらに問題を抱えている子は存在しない。

もし問題が起きているとしたら

それは環境のせいで問題が生じてしまっているのだと実感しています。

 

 

環境調整の試行錯誤で

ほとんどの問題は解決、または改善しますチョキ

 

その人のありたいようにあること

それが本当の「ふつう」ではないでしょうかハート

 

 

誰もが「あるがまま(ふつう)」でいられるように。

環境を整えて

ひとにやさしい社会になりますようにお願い

 

 

  

   やさしい絵ですね… おすましペガサス  ※いわさきちひろ美術館HPより

 

 

 

よろしければ、お読みくださいお願い

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