Smart Choice -20ページ目

ノルウェイの森

気が付いた人もいると思うが、
以前の記事で何度か小説、ノルウェイの森から文章を引用した。


最近、映画化された作品だが、映画に関して言えばどうしようもない作品だった。

高く評価をしている方もいたようだが、
総じて言っていることから、あまり普段映画を観ていないような方のようだ。


これだけ有名な原作の映画化なので、そのような現象が起きても不思議ではない。

その代表がYMOのメンバーが出ていたからか観たのか、流行ものにはすぐ名前が出る坂本龍一氏。
菊地凛子さんの演技を高く評価していたが、残念ながらこの方の見る目が全くないのは周知の通りで、
すぐ流行モノに流される典型のような人ならではの視点。


またそれ以上に、敵は国家権力と叫んでいた人間を否定している小説の映画に出演する、
まさに糸井的を体現してくれた方は尊敬せざるを得ない。

小説ノルウェイの森の言葉でそのまま返せば、
想像力が欠如した人が、せっせと下劣な社会を作ってきてしまったのだ。


宮崎哲弥氏が言う、テレビ局がらみの映画の監督に殺意を覚えるのも共感できるが、
私たちにできる事は、こんな無駄を選択してしまわないことだ。