「反レイシズム戦線武闘派 男組」再始動宣言

昨年春の解散宣言から1年が経ち、状況は一変した。

在特会をはじめとする「行動する保守」の活動はさらに縮小し、
以前から問題視されていたヘイト街宣、ヘイトデモの過剰警備は、
3月に川崎と新宿で起きた右翼団体及び警官による暴行事件によって
国会の法務委員会の人種等差別撤廃法案質疑で取り上げられ、
国家公安委員長の公式謝罪にまで事態は発展した。

路上から始まったヘイトスピーチ規制の声は、
政治の中枢にまで確実に届いたと言ってもいいだろう。

カウンター、プロテスターの路上での行動は、いま国の形を動かしつつある。

それは国会で、職場で、家庭で、
そして今もなお路上で日々続けられる行動によって、
さらに加速させられなければならない。
解散後も一人ひとりがカウンターとして路上に立ち、
抗議の声を上げ続けていた男組のメンバーが今日、集結する。

反レイシズム戦線武闘派、男組もまた再始動する。

例えば新大久保、例えば鶴橋、そして桜本。さらに言うのであれば銀座。

それは「国境線」の町だった。
レイシストに踏み荒らされた町で我々は路上に立ち、声を上げ戦ってきた。

在日外国人、アイヌ、沖縄、そしてまたLGBTなどセクシャル・マイノリティなど、
心の中には様々な形で、人を差別に誘う「国境線」が存在する。

人間の尊厳と平等の原則を踏みにじり、人々を分断するものが、
一人ひとりの心の中にある、その「国境線」であるのならば、
レイシストと対峙する我々の行動と、踏み出すその一歩は「国境線」を越える。

日本という場所に暮らす人々にはさまざまな背景がある。

この多様な人々が共に生活する、この場所が国というのならば、
あえて言おう。我々こそが真の愛国者である。

我々はあらゆる差別と排外主義に対して目を閉じない。

我々の視線はレイシストと対峙し、差別反対の光と熱を放つ。

その光と熱をあらゆる形で、あらゆる場所に届けるのが、再始動する我々の使命である。

男組の行動は路上で声を上げ続ける一人ひとりのカウンター、プロテスターと共にある。

多くのカウンター、プロテスター、そして市民が我々と共に行動してくれることを願う。
今日、男組は「非暴力超圧力」の名の下に、
再び差別・排外主義と対峙することを宣言する。



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「反レイシズム戦線武闘派 男組」一同


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