こんにちは、香水好きのみなさん。
今日はイヴサンローランのお話の続きを
紹介させていただきますね。
◆21世紀のイヴサンローラン
21世紀に入ってからの
イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent、YSL)は
ファッションブランドとしてだけでなく
香水業界での地位をさらに高めました。
まずブランド全体のイメージ改革として
「イヴサンローラン」から「サンローラン」に
変えたことはみなさんもご存じかと思います。
ただ香水部門だけは再ブランディングのあとも
「イヴサンローラン」の名前を使い続けています。
そして、新しいマーケティング戦略のもとで
次々と革新的な香水を発表してきました。
特によく知られているのが次のような香水です。
・Yves Saint Laurent - M7 (2002)
トム・フォードの下で開発されたM7は
ブランド初のウッディ・オリエンタル系の香水で
男性用フレグランスの新しいトレンドを示しました。
・Yves Saint Laurent - Elle (2007)
フローラルとウッディのノートが特徴で
女性向け香水として人気を博しました。
・Yves Saint Laurent - La Nuit de L'Homme (2009)
魅惑的な男性用フレグランスとして
多くの支持を受けています。
・Yves Saint Laurent - Manifesto (2012)
フローラル・ウッディ・ムスキーの香りが特徴で
情熱と個性を表現しています。
・Yves Saint Laurent - Black Opium (2014)
大胆で現代的な香りで若い世代に大人気で
コーヒー、バニラ、ホワイトフラワーのノートが特徴です。
21世紀に入ってからのYSLは
世界的に有名な調香師とのコラボレーションにより
上に挙げたような新鮮で革新的な香りを
提供し続けていますが、
同時に世界のトレンドである
サステイナビリティの重視をポリシーとして
・環境への配慮
・持続可能な原材料の使用
・エコフレンドリーなパッケージング
などにも力を入れています。
このようにYSLの歴史は
香水ブランドとしては決して長くないですが
世界中でとても高い評価を受けており
その香水は多くの市場で人気があり、
特に日本を含めたアジア市場での成功はめざましく
ブランドのグローバルな影響力を強化しています。
21世紀に入ってからのYSLは統と革新を融合させ
エレガンスとモダンな感覚を兼ね備えた
香水を提供し続けています。
これにより、
ファッションブランドとしての
強力なイメージを保ちながら、
新しい世代にもアピールし続けています。