こんにちは、香水好きのみなさん。

 

先週は週末にかけてとても多忙で

初めてブログを4日も中断してしまいました。

 

あまりに忙しいというのは

上手な生き方とは言えないような気がして

香水の香りを楽しむ余裕もあまりなく

なんとかしなきゃと思っています。

 

 

今日は少し時間ができましたので

香水ブランドの歴史をまた紹介していきます。

 

今日のお題は

 

◆イヴ・サンローラン

 

イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent、YSL)は、

フランスの高級ファッションブランドですが、

その名を冠した香水も世界中で高く評価されています。

 

ブランドの創設者であるイヴ・サンローランは、

1936年にフランスのオラン出身で、

若くしてファッションの世界にその才能を開花させました。

 

彼の革新的なデザインと大胆なスタイルは、

すぐに注目を集め、

彼の名前はファッション界で一躍有名になりました。

 

1964年、

イヴ・サンローランは初めての香水「Y」を発表しました。

 

これはブランドのファッション哲学を反映した

エレガントで洗練された香りで

女性のための香水として市場に投入され、

瞬く間に成功を収めました。

 

この成功を受けて、

YSLは香水業界での地位を確立し、

以降も次々と魅力的な香りを生み出していきました。

1971年には、

名香「リヴ・ゴーシュ」(Rive Gauche)が登場しました。

 

この香水は、パリの左岸地区にインスパイアされ、

その時代の女性の自由とエレガンスを体現したもので

ボトルデザインも斬新で、

青と銀のストライプが特徴的でした。

 

「リヴ・ゴーシュ」は、

そのユニークな香りとスタイルで瞬く間に人気を博し、

YSLの香水ラインナップにおける重要な存在となりました。

 

次に、1977年に登場した「オピウム」(Opium)は、

イヴ・サンローランの香水ブランドの中でも

特に象徴的な一品です。

 

オリエンタルでスパイシーな香りは、

当時の香水市場に革命をもたらしました。

 

オピウム「麻薬」という名前と香りは、

エキゾチックで誘惑的なイメージを喚起し、

多くのファンを魅了しました。

 

しかし、その名前は物議を醸し、

一部では批判も受けましたが、

それがかえって話題を呼び、

販売を促進する結果となりました。

 

元祖「炎上商法」と言えるかもしれません!

 

1983年には「パリ」(Paris)がリリースされました。

 

この香水は、

イヴ・サンローランが愛するパリの街を讃えるもので、

フローラルな香りが特徴です。

 

ローズを中心に、

スズランやバイオレットなどの花々が調和し、

ロマンチックで優雅な印象を与えます。

 

「パリ」は、

その芳醇で女性らしい香りから多くの人々に愛され、

現在でもYSLの代表的な香水として知られています。

 

 

20世紀後半、イヴ・サンローランは

ファッションの世界でも常に斬新なデザインを提示し

それと同時進行するかのように

香水でもユニークで魅力的なものを出し続け

最初の香水 ‘Y’ の発売から20年足らずで

香水ブランドとしての地位も

確固たるものにしたのです。

 

次回は20世紀終盤から現代にいたるまでの

イヴ・サンローランの流れを書いていきます。

 

 

そして