こんにちは、香水好きのみなさん。

いかがお過ごしですか?

 

このブログで昨日まで2回に分けて

シャネルの創業者のココ・シャネルについて

お話ししました。

 

彼女を主人公にした映画が

3つも作られるほどの女性のすごさは

私の下手な文章では

上手く伝わらなかったかもしれませんが、、

 

今日は香水ブランドとしてのシャネルについて

お話をしようと思います。

 

 

◆シャネルの香水ブランドとしての歴史


シャネル(Chanel)は、最初の香水「シャネル No.5」で

一気に香水業界で不動の地位を確立してしまいました。


1921年、ガブリエル・シャネルは、

フランスの調香師エルネスト・ボーと協力し、

「シャネル No.5」を作り上げました。

 

当時、香水は主に単一の花の香りを

模したものが主流でしたが、

シャネル No.5は、

複数の香りをブレンドした

初めてのモダンな香水でした。

 

この香水は、

人工香料のアルデヒドを中心に

ジャスミン、ローズ、サンダルウッド、

バニラなど、複雑な香調を持ち、

その画期的な香りとシンプルなボトルデザインは

すぐに人気を博しまし

その後の香水にとても大きな影響を与えました。


 

シャネル No.5の成功は、

香水市場におけるシャネルの存在感を

一気に高めました。

 

この香水は、

フランスの上流階級だけでなく、

世界中の女性たちに愛されるようになりました。

 

マリリン・モンローが

「夜に何を着て寝ますか?」という質問に対して

「シャネル No.5だけ」と答えた逸話は、

この香水の人気をさらに高めるきっかけとなりました。

 

◆新たな香りの登場


シャネル No.5の成功に続き、

シャネルは次々と新しい香りを発表しました。

1955年には「シャネル No.22」、

1970年代には「クリスタル(Cristalle)」、

1984年には「ココ(Coco)」が登場し、

それぞれが独自の魅力を持つ香水として

高く評価されました。

 

1984年に登場した「ココ」は、

ガブリエル・シャネルの情熱と

エネルギーを体現する香りとして作られました。

 

この香水は、

スパイシーでウッディな香りが特徴で、

エレガントでありながらも

強い個性を持っています。

 

また、

1986年に発表された「アンテウス(Antaeus)」は

男性向けの香水としても人気を博しました。

 

◆ジャック・ポルジュの影響

 

1971年にココ・シャネルが亡くなった後
1978年、ジャック・ポルジュ(Jacques Polge)が

シャネルの専属調香師に就任しました。

 

彼の手によって、

シャネルはさらに革新的な香りを

生み出し続けました。

 

1996年に発表された「アリュール(Allure)」は、

その代表的な作品の一つです。

 

この香水は、

フローラル、オリエンタル、フレッシュ、ウッディの

4つの異なる香調を組み合わせた独自のブレンドで、

多くの人々に愛されています。

ポルジュはまた、

2001年に「ココ マドモアゼル(Coco Mademoiselle)」を

発表しました。

 

この香水は、

若い女性をターゲットにしたフレッシュでセクシーな香りで、

瞬く間に人気を博しました。

 

ココ マドモアゼルは、

シャネルの伝統的なエレガンスを現代風にアレンジし

新しい世代のファンをつかんだのです。


 

◆21世紀のシャネル
 

21世紀に入ってからも

シャネルは革新を続けています。

 

2010年には、

ジャック・ポルジュの息子である

オリヴィエ・ポルジュ(Olivier Polge)が

シャネルの専属調香師に就任し、

父親の伝統を受け継ぎながら

新しい香りを創り出しています。

2017年に発表された「

ガブリエル シャネル(Gabrielle Chanel)」は、

シャネルの創設者ガブリエル・シャネルの

精神を讃える香水として作られました。

 

この香水は、白い花々

(イランイラン、ジャスミン、

オレンジブロッサム、チュベローズ)の香りを中心に、

軽やかでエレガントな印象を与えます。



◆まとめ


シャネルは、その創設以来、

香水の分野で数々の革新をもたらしてきました。

 

ガブリエル・シャネルのビジョンと、

エルネスト・ボー、ジャック・ポルジュ、

オリヴィエ・ポルジュといった

才能ある調香師たちの協力により、

シャネルの香水は

常に時代を超えて愛される存在となっています。



シャネルの香水は、

単なる香り以上のものであり、

ファッションとエレガンスの象徴です。

 

これからもシャネルは、

伝統を守りながらも新しい香りを創り出し、

世界中の人々を魅了し続けることでしょう。