こんにちは、香水好きのみなさん。

いかがお過ごしですか?

 

爽やかなこの季節にふさわしい

5月のおすすめ香水をいくつか

紹介してきましたが、

ちょっとネタが尽きてきました。

 

そこで、ちょっと目先を変えて

有名ブランドの歴史なども

紹介していこうと思います。

 

まず最初はクリスチャン・ディオールから

お話ししたいと思います。

 

 

◆クリスチャン・ディオールの生い立ち

 

クリスチャン・ディオールは

1905年にフランスのノルマンディーで生まれました。

 

裕福な肥料メーカーの子として育ち

幼少期から贅沢とエレガンスに触れていました。

 

パリに移住後、

彼は芸術的な才能を発揮し、

画廊経営やアートの販売で成功を収めました。

 

第二次世界大戦中に軍務に就いた後

1942年にファッション業界に戻り、

当時のファッション業界での実力者の

ロベール・ピゲと共に働きました。


◆クリスチャン・ディオールの香水の歴史


クリスチャン・ディオールの香水の歴史は

ディオールが1947年に発表した

初めてのコレクションから始まります。

 

この年、彼は

「ニュー・ルック(New Look)」として知られる

革新的なファッションスタイルを披露し

戦後の暗い時代に明るい光をもたらしました。

 

しかし、彼のビジョンはファッションに留まらず、

香水の世界へと広がりました。

 

・ミス・ディオール(Miss Dior)の誕生


1947年、ディオールは

彼の初の香水「ミス・ディオール(Miss Dior)」を

発表しました。

 

この香水は、

彼の妹であるカトリーヌ・ディオールに

ちなんで名付けられました。

 

ミス・ディオールは、

ディオールのファッションコレクションと同様

エレガントでフェミニンな香りを持ち

瞬く間に人気を博しました。

 

このフレグランスは、

ガーデニア、ガルバナム、

ジャスミンのノートを特徴とし、

今日でもディオールを代表する

『名香』の1つですね。

 

・香水ラインの拡大


ディオールはミス・ディオールの成功に続いて

1950年代と1960年代にかけて

次々と新しい香水を発表しました。

 

1956年には「ディオリッシモ」を発表し、

そのフレッシュでフローラルな香りは、

多くのファンをつくりました。

 

続いて1966年には、

初のメンズフレグランス「オー・ソバージュ」を発表。

 

これはシトラスとウッディなノートが特徴で

男性のフレグランス市場においても

革新的な存在となりました。

 

・革新的なフレグランスの誕生


1980年代と1990年代には

ディオールはさらなる革新を遂げました。

 

1985年に発表された「プワゾン」は、

その名前(『毒』の意味)からして挑発的で

官能的な香りが特徴です。

 

プワゾンは重厚で魅惑的な香りを持ち、

ディオールの香水ラインナップでも

一際目立つ存在となりました。

そして、1999年には「ジャドール」が登場。

 

ゴージャスなボトルデザインと

フローラルとフルーティな香りが特徴で、

瞬く間に世界中で愛される香水となりました。

 

ジャドールは、

ディオールのアイコン的存在として

いまでも高い人気を誇っています。

 

・21世紀のディオール香水
 

2000年代に入ってからも、

ディオールは革新的な香水を発表しています。

 

2005年には「ディオール・オム」が登場し、

その洗練された男性らしい香りが

多くの男性に支持されました。

 

また、2012年には

「ミス・ディオール・ブルーミング・ブーケ」が発売され、

フレッシュでフローラルな香りが

新たなファン層を獲得しました。

 

こうしてみると

クリスチャン・ディオールは

それぞれの世代の代表的な香水を

作ってきたことがわかりますね!

 

◆サステナビリティとディオール
 

近年、ディオールは

環境への配慮を強化しています。

 

持続可能な材料の調達と

エコフレンドリーな製造プロセスを採用し、

自然環境への影響を

最小限に抑える努力を続けていて

ディオールの香水は、

その品質と環境への配慮が評価され

ますます多くの人々に愛されています。

「ミス・ディオール」から始まって

「ジャドール」「ブルーミングブーケ」など

香水ファンにはおなじみの名前が

いくつも出てきます。

 

お話ししているだけで楽しくなってくるような

ブランドがクリスチャン・ディオールです!