こんにちは、香水好きのみなさん。

 

好天の週末になりましたが

みなさんはどのようにお過ごしですか?。

 

週末の今日はまた

香水にまつわるトリビアを紹介しますね。

 

 

世界的な人気になった『ベルサイユのばら』は

見られたことがありますか?

 

あのお話の中で『時の人』といえば

ルイ16世と王妃マリーアントワネット。

 

そのマリーアントワネットは宮廷で

贅沢三昧の暮らしをしていましたが

その贅沢の中の1つが香水です。

 

マリー・アントワネットは

特に個性的でエレガントな香りを好み

自分だけのオリジナルブレンドを

作らせていました。

 

彼女の専属調香師であった

ジャン・ルイ・ファージョンは、

彼女のために特別な香りを創り出し、

その香りは「リトルトリアノンの香り」として

知られていました。

 

 

フランス革命が起き、宮廷から逃亡している間も

彼女は香水を付けていて、

その匂いのせいで追っ手に見つけられたという話は

聞かれたことがあるかもしれませんね。

 

このあたりの事情をもう少し詳しくお話します。


マリーアントワネットの逃亡と香水にまつわる物語は、

フランス革命期のドラマチックなエピソードの一つです。

 

1789年、フランス革命が勃発し、

国王ルイ16世と王妃マリーアントワネットは

パリのトゥイルリー宮殿に軟禁されました。

 

彼らは革命から逃れ、

王政復古を目指すため、

1791年6月20日から21日にかけての夜、

秘密裏にパリを脱出しようとしました。

 

この事件は「ヴァレンヌへの逃亡」として

知られています。

逃亡計画では、

王室がモンメディにある忠実な王党派の軍隊と

合流することを目的としていました。

 

しかし彼らの計画は失敗に終わります。

 

逃亡中、王室一行はサント=メネフーで発見され、

最終的にヴァレンヌで逮捕されました。

この時に発見された原因の1つが

マリーアントワネットの香水の匂いだと

よく言われています。

 

しかし、実は

彼らが逮捕されたのは香水の匂いが原因ではなく、

地元の郵便局長ジャン=バティスト・ドルーエが

王の肖像画をよく知っていて、

それでルイ16世が発見されたのです。

この逃亡により、

王と王妃への一般大衆の敵意はより強くなり、

王室に対する信頼は大きく損なわれ

結局、ルイ16世は後に反逆罪で処刑され、

マリーアントワネットもまた処刑されました。

 

このトリビアで、

『ベルサイユのばら』を本で読まれたり

ステージやアニメで見られた方は、

ストーリーの中の様々なシーンが

よみがえってくるのではないでしょうか?