こんにちは、香水好きのみなさん。

 

このところ五月晴れの日が続いて

気持ちがいいですね。

 

この週末は何か楽しい予定がありますか?

 

何も楽しい予定がない『悲しい』私は

今日はちょっと気分転換に

香水のついてのトリビアをお話します。

 

香水の勉強をしていると

香水の歴史についても学び

いろいろ豆知識も増えていきます。

 

今日はそんな豆知識の中から

香水の起源とも言われている

世界最古の香水のことを

お話ししようと思います。

 

 

世界最古の香水は、
紀元前2000年ごろに

地中海の小島キプロスで作られたと

言われています。

 

 

この古代の香水は

ピトスと呼ばれる

大きな陶器の中で見つかりました。

 

 

これらのピトスは

当時の人々が

香水を貯蔵や輸送するために

使用していた容器です。

 

この発見は、

香水が単に個人の装飾としてだけでなく

宗教的な儀式や公的な行事で

重要な役割を果たしていたことを示しています。

 

発見された香水は

ローズマリー、ラベンダー、

コリアンダー、パインなど

自然由来の成分を豊富に使ったもので、

古代の人々が

どのようにして自然の香りを

生活に取り入れていたかを物語っています。


当時の香水の製造過程もとても興味深く、

水蒸気蒸留という技術が

使われていたと考えられています。

 

これは、植物の花や葉から

蒸気を通すことで

エッセンシャルオイルを抽出する方法で、

今日の香水製造技術ともよく似ています。

このような歴史的発見は、

現代の香水業界にも大きな影響を与え、

天然成分への関心が高まる中、

古代の製法が再評価され、

持続可能で環境に優しい製品が

多く作られるようになっています。

 

2,000年前も現代も、

香水は単なる化粧の道具の1つではなく

人々の生活に深く根ざしているアイテムですね。