こんにちは、香水好きのみなさん。

連休はいかがお過ごしですか?

 

私自身は残念ながら連休が取れないので

せっせと仕事をしておりますショボーン

 

今日は気分転換に、

香水の歴史の中で見つけたエピソードの1つを

ご紹介しようと思います。

 

以前『名香』の中でもお話しましたが

よかったらまたお付き合いくださいね。

 

 

ノーベル賞などでも、

実験が失敗したことで

逆に思わぬ成果が出て

それがノーベル賞につながった話が

聞かれることもありますね。

 

香水の世界でも

そんなエピソードがあります。

 

その中でも特に有名な話が

シャネル No.5 の誕生秘話です。

 

 

 

シャネル No.5の誕生は

20世紀初頭の香水業界では

最も革新的な瞬間の一つだと言われています。

 

この香水は1921年にフランスのパリで

ガブリエル・シャネル(通称ココ・シャネル)と

調香師エルネスト・ボーによって創り出されました。

 

シャネルは自身の

ブランドから発表する初の香水に

伝統的なフローラルな香りとは一線を画す

何か特別なものを求めていました。

 

エルネスト・ボーは

複数の香りのサンプルを作成中

新しい試みとしてアルデヒドを使用しました。

 

アルデヒドは合成的に作られた化学物質で

それまでの香水にはない

モダンな感覚をもたらすことができる成分です。

 

その試作品を作っている過程で

ボーが誤ってアルデヒドを

大量に加えてしまったところ

ココシャネルがそれをとても気に入って

シャネル No.5のユニークな香りの誕生に

つながりました。

 

「これを採用しよう」と決めたシャネルは

サンプルの番号をそのまま商品名として使用し

「No.5」と名付けました。

 

これが、シャネル No.5という名前の由来です。

 

発売されると、この香水はたちまち大ヒットし

新しい時代の女性たちを象徴する香りとして

広く受け入れられました。

 

 

年月が経て、

大女優のマリリンモンローが

芸能記者に「何を着て寝るか?」と尋ねられ

「シャネル No.5」と答えたことで、

さらに大ヒットしたと言われています。

 

 

最初に作られてからすでに100年を経て、

今でも変わらぬ人気を誇り、

香りのトレンドが変わる中でも

一貫して愛され続けている

名香中の名香がシャネルNo.5です。

 

偉大なものって、本当にすごいですね!

 

これが偶然の産物だということには

驚きしかありません。