こんにちは、香水好きのみなさん。
今日の名香はイヴサンローラン ベビードールです。
イヴサンローラン ベビードールは、
1999年に発売されたフルーティフローラルの香水です。
恋が叶う香水として若い女性の間で話題となり、
現在でも絶大な人気を誇っています。
◆エピソード
1964年に初のレディース香水を発表したイヴサンローランは
その後も香水の開発に力を入れ
1999年にベビードールを発表しました。
ベビードールとは、フランス語で「人形」の意味で
可憐で愛らしい女性のイメージを表現した香水です。
この香水は、当時の香水のトレンドとは異なり、
甘くて重い香りではなく、フルーティで軽やかな香りで
ボトルの雰囲気も可愛らしいものにし、
ピンクのキラキラした香水を、
ダイヤモンドのようなデザインのボトルに入れられました。
このボトルは、女性の恋心を刺激する可憐なフォルムで、
恋をイメージさせると言われています。
◆調香師と香りの構成
ベビードールの調香師は、アン・フリポです。
彼女はフランスの代表的な調香師の一人で
この『名香』でも紹介した次のような香水の
調香をしています。
ランテルディ(ジバンシィ)
ジミー・チュウ(ジミー・チュウ)
ラヴストーリー(クロエ):
これらは一部の例ですが、
彼女の作品は、甘さとスパイス、フレッシュさと深み、
クラシックさとモダンさなど、
相反する要素を組み合わせることで、独自の魅力を放っています。
ベビードールの香りの構成は次のとおりです。
トップノート:
グレープフルーツ、レッドカラント、リュバーブ
ミドルノート:
フリージア、ワイルドローズ
ベースノート:
ザクロ、ムスク、ピーチ、シダーウッド
ベビードールは、フルーティフローラルの香りで
女性らしい可憐さが漂う王道のフレグランスです。
付け始めはレッドカラントの甘い香りが際立ち、
さらにグレープフルーツなどの
フルーティなニュアンスが重なり合います。
ミドルノートへ移るころには
落ち着いたフローラル調に変わっていきます。
優雅で気品あふれるワイルドローズを中心に、
芳しいフリージアの香りが加わり、
ラストノートでは甘く官能的な
シダーウッドと甘美なザクロの香りがメインとなって、
より深みのある甘さ、落ち着きを醸し出します。
トップからラストへの変化は穏やかで、
緩やかな移り変わりが格調高く、好感度を上げています。
◆容量と価格・評判など
ベビードールは、オードトワレで
以下の2種類の容量があります。
30ml:8,300円
50ml:13,900円
ベビードールの評判については
つぎのような口コミを見つけました。
・「ベビードールは、私のお気に入りの香水です。
フルーティで可愛らしい香りで、
女性らしさを感じます。
香りの持続力も高く、一日中いい香りがします。」
・「ベビードールは、恋が叶う香水として有名ですが、
本当にそうだと思います。
この香水をつけていると、
男性からのアプローチが増えました。
香りが強すぎず、上品でエレガントです。」
・「ベビードールは、クラシックで上品な香りです。
年齢を問わず使えると思います。
香りのバランスがとてもいいです。コスパも良いです。」
ベビードールは、発売から20年以上経っても、
世界中で愛され続けている香水で、
イヴサンローランの歴史に名を残す名香の一つです。
香水の売上ランキングサイトでは、
2023年の上半期において、
レディースの香水の中で8位に入っています。
フルーティフローラル系の香水がお好きな方には
おすすめの一品です!