こんにちは、香水好きのみなさん。

今日の名香はディオール オー ソバージュ

 

DIOR(ディオール) Eau Sauvage(オー ソバージュ)は

1966年に発売された男性用の香水です。

 

 

◆ エピソード

 

この香水は、

自分の友人であるパーシー・サベージに捧げたものです。

 

ディオールはサベージに香水の名前を考えて欲しいと頼み

サベージがディオールの家を訪問したのですが、

執事が名前を聞き間違えて「ソバージュ様がおみえです」と

告げました。

 

「ソバージュ」とは「荒々しい」という意味です。

 

ディオールは、それを聞いて「オー、ソバージュ」

という名前がぴったりだと思い、そう名付けたのです。

 

発売当時、この香水の広告には、

フランスを代表する俳優であったアラン・ドロンが起用されました。

 

 

 

◆ 調香師と香りの構成

この香水の調香師は、エドモン・ルドニツカという人で、

20世紀の香水界において最も影響力のある人物の一人です。

 

彼は、シトラスやハーブなどの爽やかな香りを得意とし、

オー ソバージュでは、

カラブリア産のベルガモットやシダーなどの

柑橘系の香りをトップノートに使いました。

 

ミドルノートには、ラベンダーやローズマリーなどの

アロマティックな香りを加えました。

 

そしてベースノートには、

ベチバーやパチョリなどのウッディな香りを組み合わせました。

 

その結果、この香水は、

フレッシュでエレガントなシプレ調の香りとなりました。

 

香水のボトルは、シンプルで洗練されたデザインで、

シルバーのキャップが特徴です。

 



この香水は、発売当時から高い評価を得て、

フランスやアメリカの香水界の賞を受賞しました。

 

また、多くの人々に愛されており、

世界中でベストセラーとなっています。

 

 

◆ 評判

 

この香水の香りは

「爽やかで上品」

「クラシックで男らしい」

「清潔で洗練された」

「普遍的で飽きない」

といったように評価している人が多く見られます。

 

一方で、香りが弱いと感じる人や、

古臭いと感じる人もいるようです。

 

オー ソバージュは、ディオールの男性用香水の中でも

最も歴史と伝統のある香水と言えます。

 

男性の魅力とエレガンスを表現する香水として、

ディオールの哲学が感じられる一本で、一度試す価値ありでしょう!