『自分がデザインする香水を世の中に出し
気に入ってくださった人にそれを使ってもらい
使って下さった人が笑顔になる。』
こんなイメージを大事に
「ほお~、これいいね。こんな香りはあまりないね。」
って言ってもらえるようなオリジナル香水を目指しています。
そんな香水作りの手順を整理しておきます。
① 香料の選択
香料は、天然または合成のもので、様々な種類があり
最初のうち私は合成を使いたいと思っていました。
理由は、合成の方が香りが強く長持ちするからです。
でも具体的に調香を始め、調香師さんの勧めもあって
天然香料の良さも再確認しているところです。
② 溶媒の選択
次の手順は香料を溶かすための溶媒の選択で、
一般的には、アルコールやジフェニルエーテルなどが使用されます。
私は自分自身の好みでアルコールを選びます。
③ 香料の配合
選んだ香料を適量配合の段階で、香水作りの中心ですが
自分の『香りのセンス』が試されるとても怖いところです。
香料の選択が良かったとしても、種類や配合の割合によって
香料の長所をひきだすこともあれば壊してしまうこともあります。
プレッシャーは頂点で、気の小さい私にはちょっとガクブルです。
④ 香料の熟成
調香して実際に配合したあとはその配合の熟成で
熟成によって香りが深みを増し、ブレンドされた香りが調和します。
⑤ 充填
最後に、瓶詰めやスプレー容器などに充填して完成です。
基本的なステップはこの5つです。
でも一度調香したらそれで ’Go!’ というわけではなく
私の場合は一度だけ再調整の機会があり
その後で本格的な製造の開始です。
メインの香水自体の手順はこれだけですが
他にも次のことも決めなければいけません。
① ブランド名と商品名
② ロゴ
③ ラベルやパッケージ
④ 容器の選択
こういったことを全て済ませると「私の香水」が完成します。
香水作りは創造性を発揮することができ、
自分だけのオリジナル香水を作ることができる点が魅力的です。
でもそれが本当に人に気に入ってもらえるかは全く別の問題。
いくら心を込めたつもりでもそれが伝わらなければ
自己満足に終わってしまいます。
気の小さい私には大きなプレッシャーです。
でもやれるだけのことはやって、「これが今の自分の限界」と言えれば
反省はあっても後悔はないと信じて進みます!