③登校渋り、登校拒否、不登校の子どもの心身の症状の本当の理由と癒やし方

(一部添削、再掲)

おはようございます。

（②の続きです）

【起立性調節障害は、誤解されやすい症状　ー　不登校の原因でなく、不登校が原因で生じる症状】

起立性調節障害は

けっこう誤解されやすい症状です。

子どもの心が、

自分を学校に行けなくなるように、

親が強制して行かせないようにするために、

自ら夜は眠れなくし、朝は起きれなくします。

頭痛や、偏頭痛、腹痛、

めまいなども併発する場合もあります。
もちろん、無意識の作用ですから、

子ども本人は気付きません。

でも、病院に行くと、

起立性調節障害と診断される場合が多く、

血圧を上げる薬や漢方薬、

胃薬などを処方されますが、いくら飲んでも、

何ヶ月経っても治らない場合が多いです。

薬剤の投与の効果で、

子どもが朝ちゃんと起きるようになり、

頭痛やめまいなどがなくなって

学校に朝からちゃんと行ければ、

それはそれで一つの治療法として成り立ちますね。

でも、薬剤の投与だけでは、

残念ながら、子どもの症状が

なかなか消えない場合が多くあります。

そのような場合、

子どもは朝起きれませんので、

やっとお昼頃、または午後からしか

学校に行けない場合が多くなります。

先生や親もそれで仕方がないとあきらめます。

【起立性調節障害と診断された子どもが受ける心のダメージ】

見逃されることの多い、

子どもの将来に

深刻なダメージを与える問題があります。

起立性調節障害と診断され、

たくさんの薬を飲まされても

なかなか治らなった時の、

“子どもの自分自身に対する思い”です。

子どもは自分は“病気”だと

思い込んでしまいます。

それも、“心の病気”だと思ってしまいます。

そして誠に気の毒なことに、

自信を失ってしまいます。

その結果、勉強どころか、

良い学校や志望校への進学、

良い会社への就職、将来の夢や希望を

失っていくことが多いのです。

小学生の頃は

「大丈夫、そのうち良くなるからね」

という親の言うことを

素直に信じますので、マシな方です。

でも、中学生、高校生にもなると、

起立性調節障害というのは、

“心の病”と考えるようになり、

“自分は心の病気だ。他の人たちとは違うんだ。自分はダメな人間なんだ”

と思うようになります。

このことのダメージは、計り知れません。

発達障害と診断されている

子どもの様々な“症状”の多くも、

似たようなものだと考えても差し支えありません。

発達障害も、子どもの心の抵抗だと

考えることができます。

子どもの心が創り出している、

自己防衛、防衛本能の場合がとても多いですね。

（詳しいことは、心療内科医であり、不登校・ひきこもりの優れた専門家でいらっしゃる赤沼医師のHP「登校拒否研修室」をご覧下さい。大変ご参考になると思います。　こちら　→　）

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