②登校渋り、登校拒否、不登校の子どもの心身の症状の本当の理由と癒やし方

(一部添削、再掲)

おはようございます。

（①の続きです）

【不登校は家庭で起きるのではなく、学校で起きる】

ところで、なぜこのような事態になってしまったのでしょうか。

不登校は“家庭”では起きません。

不登校は“学校”で起きています。

ですから、不登校は“家庭”の問題でも、

“家での躾”の問題でもなく、

ましてや“親の育児”の問題でもありません。

論より証拠。

不登校・ひきこもりは、

学校の先生や教育者や口先だけの評論家の

予想を裏切り、実際には

“問題のある家庭”では生じません。

むしろ寛ぐことのできない、

いい加減な親がいる“問題のある家庭”から

子どもは逃げたがり、学校を逃げ場、

遊びにしたがりますから、むしろ、

喜んで学校に来ます。

何しろ、学校には

同い年の子どもたちがたくさんいます。

給食もあります。広い校庭もあります。

友だちとも遊べます。

不登校の子どもは、どちらかというと

“ちゃんとした家庭”の子どもたちがほとんどです。

それも、不登校になる子どもは、

優秀で、真面目でよく勉強し、

知性も高く、感性も豊かで、優しく思いやりがあり、

親思いの親孝行な子どもたち、

つまり、優等生のような子どもたちが

なっている場合が多いのが実情です。

自分勝手で、わがままで、

根性なしで、利己的で、勉強が大嫌いな、

やりたい放題の子ども、つまり、

“問題児”は不登校・ひきこもりにはなりません。

また子どもが“心が病気”になって

不登校になるのでもありません。

逆です。

【“心の病”があるから不登校になるのではなく、不登校になる過程で子どもは心身の不調を表す】

子どもが学校に行けなくなるプロセス、

学校に行けなくなる原因、

きっかけで一番多いのは、

学校で起きたつらい悲しい出来事

（担任や部活顧問の暴言、クラスメートや友だちの陰湿なイジメやシカト嫌がらせ）

です。

学校であった

余りにもつらく耐えがたい出来事から

自分の心を守るために、

自己防衛のために、子どもは

自分を学校に行かせないようにします。

そのために、一見見た目には

“心の病らしい症状”を表すに過ぎません。

学校に行き渋り、学校に行けなくなった

子どもが初期に表す、

心身の不調（めまい、吐き気、頭痛、腹痛、極度のだるさ、朝起きれない…）や、

問題行動（暴言、暴力、物を壊す、家を飛び出す）
を表すわけです。

でも、それは、“心の病”ではありません。

子どもの気持ちを分かってくれない、

分かろうとしない親や先生や

スクールカウンセラーなどから、

自分の心を自分で必死で守ろうとする、

無意識の条件反射に過ぎません。

防衛本能に過ぎません。

ですから、たとえばお母さんが、

「無理して学校に行かなくてもいいよ。家でゆっくり休んだらいいよ。」

と子どもに宣言しますと、

そのような症状が消えていきます。

それは、

“安心して、誰からも批判されずに、学校に行かなくても良い環境”

が整えられたからです。

つまり、子どもの潜在意識は、

自己防衛のために、

自分の心が壊れるのを防ぐために、

学校に行かないように、心身の不調や問題行動を

表す必要がなくなるためです。

ここが不登校・ひきこもりの子どもの心、

子どもの心理的なしくみの大切なポイントです。

この点をしっかり理解しませんと、

いくら子どもの不登校を解決しよう、

ひきこもりを解消してあげようと

教師やカウンセラーや親が必死になって頑張っても、

かえって逆効果となり、長びいていきます。

（③に続きます）

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