③　不登校の子どもは、黙って見守っていれば、いつかは自分で動き出す？　貴女はどう思いますか？

(一部添削、再掲)

おはようございます。

（②の続きです）

不登校の子どもは、黙って見守っていれば、

いつかは自分で動き出す？

前回の記事に列挙させていただきました、

お母さんが疑問を感じておられる点について、

私の所感をコメントさせていただきます。

結論から言えば、

前回列挙させていただきました、

専門家などのご意見やアドバイスは、

「すべて正しい考えであり、正しい適切なアドバイス」

「間違いの無い考えです。反論する余地はないと思います。」

とはいえ、若干、疑問も残ります。

恐らくご質問されたお母さん方も、

同じような点に疑問を感じられたので、

私に訊いて来たのだと思いますね。

それでは、大前提は

「すべて正しい考え、アドバイス」だということを

念頭に入れておいていただいた上で、

次に私なりの所感（感想）を交えて

コメントさせていただきますね。

私の回答は、あくまでも、

私たちが提供しております

“3ヶ月カウンセリング･プログラム”に

実際に応用させていただいている

考えや方針にもとづいているものでありまして、

もちろんそれが“誰にでも当てはまる正解”、

という意味ではありません。

赤文字が

お母さん方が疑問を感じておられる

専門家などのお考えやアドバイスです。

私の所感のコメントは、

青文字で書かせていただきました。

１．動き出せない子供は、まだエネルギーが貯まっていない。

エネルギーが貯まるまで待ったほうがいい。

①　その通りだと思いますが、ではそのエネルギーは、

子どもをそのまま放っておいても、何もしなくても、

自然に溜まっていくのでしょうか。どれほどの期間が必要でしょうか。

それとも、子ども任せでしょうか。

②　心のつらさやトラウマを放っておくと、

子どもの心のエネルギーはいつもトラウマに消耗させられますが、

トラウマを消さないでもエネルギーは溜まっていくのでしょうか。

２．子どもが自ら動き出すのを楽しみにすること。

子供を信じて、穏やかに見守ることが大事。

①　確かに無理強いさせても、かえって逆効果ですね。

でも子どもはいつ自ら動き出すのでしょうか。

何ヶ月でしょうか。それとも何年もかかるのでしょうか。

②　子どもを信じるのは何よりも大切なことですね。

でも、子どもの“何を”信じるのでしょうか。

学校にずっと行かなくても生きていける、と信じるのでしょうか。
それとも、きっとまた元気に学校に行くことができる、と信じるのでしょうか。

３．親が子どもをそのまま受け入れて、親が自ら変わることが大切。

①　子どもをそのまま受け容れるのは、子どもの心を癒やす基本ですね。

ところで、不登校の子どもをそのまま受け容れるというのは、

もう学校に行く必要はない、ということを受け容れるということでしょうか。

それとも、子どもの今の姿は一時的なものとしてそのまま受け容れ、同時に、

やがていつかきっと必ず復活して元気になって学校にも喜んでいけるようになる、

という子どもの潜在能力を信じてそのまま受け容れるのでしょうか。

②　親が自ら変わらなければいけないということは、

今までの親の考え方がまちがっていたから、変えるべきだということでしょうか。

それとも、親はまちがっていなかったが、子どもの心を癒やし、

笑顔と元気を取りもどすために、今までとは異なる考え方や心構えが必要、

ということでしょうか。　

４．待てば、子どもはいつかは元気になる。

それまで無理強いせずに待った方がよい。

①　確かに心のキズもつらさも、トラウマも“いつか”は消えていきます。

でもそれはいつのことでしょうか。何ヶ月後でしょうか。何年後でしょうか。

“いつか”がいつ来るのか見当も付かない状態で、

お母さんはそれでも気丈にいつまでも待てるものでしょうか。

②　子どもの心のキズを癒すことなく、

つらさやトラウマを消すことないままに、無理に学校に行かせようとすれば、

確かに心身の不調、問題行動がぶり返します。

無理強いをしてはいけないことは全く同感です。

ただ、“すべて子どもまかせ”にしておいてもいいのでしょうか。

③　もし親が子どもの心を癒やし、つらさやトラウマを消すための

働きかけをする方法があるとすれば、どうでしょうか。

“子ども任せにする”という行為は、

まだ幼くて自らは自分のことをどうすることもできないで

苦しんでいる子どもにとって、苦痛そのものではないでしょうか。

５．子どもは、黙って待っていれば、いつか自分で動き出す。

①　上記のコメントと被りますが、

子どもがいつかは自分で動き出すことは、確かにその通りです。

しかし、問題は“すべて子ども任せ”になるということです。

子どもが動き出すのは、何ヶ月後でしょうか。何年でしょうか。

ある程度の目処はたつのでしょうか。

②　親がよけいな意見や考えを子どもに押しつけるよりは、

確かに黙って見守っていた方がいいですね。

ただ、本当に親は、お母さんは、不登校になり、家にひきこもって、

独り苦しんでいる子どもに何もしてあげることはできないのでしょうか。

母親の力というのは、苦悩する子どもに何もすることができず、

ただ黙ってみているしかないような、無力なものなのでしょうか。

以上、色々と異論や反対意見も

あることは承知していますが、

忌憚のない所感をコメントさせていただきました。

ただ、私の所感、コメントは、

あくまでも発展途上のいち心理カウンセラーとしての

私の現時点での所感であり、

ほかのカウンセラーや教育者や

専門家の方々の意見やお考えを

否定するものでも、批判するものでもありません。

この点をご理解いただければ幸甚です。

私の所感によるコメントで

ご気分を害された方がおられましたら、

何卒私の本意ではないことをご理解いただき、

ご海容賜りたく、お願い申し上げます。

それはともかくとして、お母さん、

私は“母親の本能”と“母親の直感”が

どのようなアドバイスよりも、

どのような専門家の意見よりも、

根底においては正しいと確信しています。

それゆえにこそ、

私たちが行っているカウンセリングでは、

お母さんに助言し、アドバイスはしますが、

最後には常にお母さんの

お気持ちと直感に委ねています。

最終的には

お母さんの直感に委ねた方が、

子どもにとって好ましい結果を生みだすことを

経験的･実証的に確認済みだからです。

今回は長い記事になりましたが、

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

色々な質問をお寄せいただいたお母さんへの、

私のメッセージです　ー　

「お母さん、迷われたら、最後にはご自分の直感と母親としての本能を信じてください。」

「ご自分が本当にわが子のために必要と思われたことは、自信をもって実行してください。」

毎日、疲れを知らずに、

お子さんの笑顔と元気を取りもどすために

一生懸命がんばっているお母さんを

心から応援しています。

（④に続きます）

お問い合わせフォームはこちら

*************************************

▇ 無料連載メルマガ

https://www.reservestock.jp/page/step_mails/5636

「なんど読んでも新しい気づきがある」と好評です！
ーーーーーーーーーーーーーーーー

▇ 無料電話カウンセリング
https://www.reservestock.jp/stores/article/3181?article_id=17481
お子さんの状態をお伺いし
最も効果的な対処法をお伝えします！
暴言・暴力・問題行動・心身の不調も解決できます！
ーーーーーーーーーーーーーーーー

☆サービス一覧とご予約はこちらからご希望の日程をお選びください。
⇒　https://resast.jp/page/reserve_form/5636/((proposal_code))